5月6日の12時頃、東京・渋谷区にある高級タワーマンションの前に停まっていた黒色のミニクーパーに、1人の美女が乗り込んだ。白いTシャツに、ハイウエストのピンクのワイドパンツ。長い髪を白いシュシュでポニーテールにまとめ、マスクはしていない。AKB48グループのひとつ、元「NMB48」の“みるきー”こと、渡辺美優紀(27)である。
そしてハンドルを握っていたのは「Da-iCE」のボーカル・花村想太(30)。渡辺が助手席に乗り込むと、車は静かに走り出した。
「Da-iCE」は2014年にメジャーデビューし、現在エイベックスが最も力を入れる5人組のダンス&ボーカルグループ。花村はそのボーカルを務めている。歌手だけでなく俳優としても活躍し、2020年11月には歌唱力を活かしてミュージカル「RENT」の初主演も務めた。
「花村さんは、2007年にエイベックスグループとUSENが開催したアーティスト発掘オーディションの『a-motion'07』ボーカル部門で特別賞を受賞して注目を浴びました。そして1年後の同オーディションでグランプリを獲得しています。その経歴通り歌唱力には定評があり、人気もグループの中でダントツ。
『Da-iCE』はデビュー直後から着実にファンを増やし、昨年は人気アニメ『ONE PIECE』(フジテレビ系)の主題歌にも起用されるなど順風満帆。今年1月には個人で人気YouTuberのヒカルさんと音楽ユニット『UPSTART』を組んだことでも話題になりました。飛ぶ鳥を落とす勢いのアーティストです」(音楽誌ライター)
渡辺は個人事務所を立ち上げたばかり
一方の渡辺は、17歳だった2010年にNMB48の1期生として芸能活動をスタートし、2011年7月のデビューシングル「絶滅黒髪少女」でセンターを務めた人気メンバー。AKB48のチームBを兼任し、大ヒット曲「Everyday、カチューシャ」の選抜メンバーに抜擢されたこともある。
「2016年にNMB48を卒業してから2年間は表舞台に出ませんでしたが、2018年7月に事務所『roundcell』に加入して芸能活動を再開しました。ソロでCDをリリースしたりライブを開くかたわら、ガールズユニット『Ange et Folletta』のプロデュースもしています。
YouTubeやツイッターの使い方も上手で、ツイッターのフォロワーは70万人以上。男性ファンだけでなく女性ファンも着実に増えています。そして今年5月に『roundcell』を退所し、個人事務所とともにファンクラブを設立するなど活発に活動しています」(スポーツ紙の芸能担当記者)