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16歳年下、未成年YOSHIとの交際報道 「女優の枠におさまらなかった」紗栄子の‟凄み”

16歳年下、未成年YOSHIとの交際報道 「女優の枠におさまらなかった」紗栄子の‟凄み”

2021/05/23
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これ以上ないほど知名度を高める超秀逸な宣伝手法

 このように、紗栄子さんの言動は世間で賛否両論を巻き起こしてきたわけですが、筆者はこれこそが“人間・紗栄子”の才能なのだと痛感しています。

 紗栄子さんは、結果として世間を驚かせるようなことをたびたびしてきました。その結果、彼女の存在に一層注目が集まるのです。“人間・紗栄子”をビジネスのプロジェクトとして考えてみると、これ以上ないほど知名度を高める秀逸な宣伝手法を実践していると言えるでしょう。

 また、意図的ではないにしても、その言動が世間にどう受け止められるか、紗栄子さんは分かっているはず。世間の批判をも想定して受け止めるプロジェクト手法は、凡人が容易に真似できるものではなく、超強靭なメンタルを持った者のみに許されたストロングスタイルなのです。

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3割バッターのブランディング

 また、紗栄子さんは大多数の人に嫌われても、1割の人が熱狂的なファンになってくれるようなブランディングをしているように思えます。

 プロ野球で3割打てるバッターは天才の部類でしょう。打席に立ったうちの大多数の7割はヒットを打てていなくても、充分すぎるほど成立するということです。その上、ホームランを打つ確率が1割あれば、大天才です。

 

“人間・紗栄子”のビジネスモデルは、この3割バッターに近しいものがあるように感じます。7割の人に嫌われても3割の人に好かれればOKで、さらに言うなら世間のたった1割でも熱狂的な信者になってくれれば大成功。アパレル経営でも牧場経営でも、いくらでもマネタイズできる副次的ビジネスを展開できます。

 超大物たちから寵愛を受ける恋愛力の高さや、アパレル経営や牧場経営の手腕といった経営力の高さに目がいきがちですが、本当の紗栄子さんの凄さはストロングスタイルのセルフプロデュース力にあるのではないでしょうか。“人間・紗栄子”は、「女優」という枠に収まる存在ではないのです。

16歳年下、未成年YOSHIとの交際報道 「女優の枠におさまらなかった」紗栄子の‟凄み”

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