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「薄っぺらい」マッチvs.ヒガシの“溝”が決定的になった「あの事件」と滝沢副社長との“三角関係”

2021/05/21

genre : エンタメ, 芸能

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「ジャニーさんの家族葬で遺影を持ったのは滝沢副社長でした。これでジャニーズの後継者が滝沢副社長であることが完全に固まりました。2020年に近藤と東山の庇護者だったメリー氏が名誉会長に就任して現場を離れたことも、滝沢副社長の権力をさらに強めました。近藤や東山にしてみれば一回り以上年下の滝沢副社長が上に立つのはやりにくいでしょうし、滝沢副社長としても先輩であり偉大なスターである2人は扱いにくい存在のはずです。

滝沢秀明副社長 ©時事通信社

 とは言っても、2人の事務所への貢献度はもともと大きく違います。近藤は2016年のSMAP解散騒動の時に、麻布十番の中華料理店で食事会を開いて“長男”として結束を訴えましたが、レース活動を優先してばかりだった近藤はすでに後輩たちから見放されている状態でした。

 一方の東山はドラマや映画にキャスター業、さらに後輩が出演する舞台の演出も手掛けるなど100点満点。後輩の面倒見もいいので、滝沢副社長も頼りにしています」(ワイドショー関係者)

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東山は近藤にいてほしかった?

 しかし微妙なバランスを保っていた東山、近藤、そして滝沢副社長の三角関係は近藤のスキャンダルによって大きく崩れることになる。

「11月に近藤の不倫が発覚して謹慎中だった4月中旬に本人が退所を申し入れて、ジャニーズ事務所もすんなりと受け入れました。もともと事務所への貢献度も高くなかったので、ほとんど引き止めもなかったようです。本人も芸能活動より、自分がいないと回らないレースチームのことを心配していたようです。

2017年にリリースされた「軌跡」

 一方の東山は、近藤の脱落によって形の上では“長男”に繰り上がりましたが、滝沢副社長が自分の上にいる状態は変わりません。むしろ滝沢副社長の独裁を牽制する意味では、気心の知れた近藤に事務所に残ってほしかったはず。近藤を痛烈な言葉で批判した裏には、滝沢体制に対する忖度もあるでしょうが、『今いなくなってどうするんだよ』という裏切られた気持ちがあったのではないでしょうか」(前出・スポーツ紙芸能デスク)

 1979年の出会いから42年。かつては兄弟のようだった2人の間に、ついに決定的な溝が生まれてしまった。自由気ままに生きる近藤と、体制の中でストイックに生きる東山。最後に笑うのはどちらになるのだろうか。

「薄っぺらい」マッチvs.ヒガシの“溝”が決定的になった「あの事件」と滝沢副社長との“三角関係”

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