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「ドッキリ番組の隠し撮りに男性タレントの自宅へ上がり込む姿が…」 “さやみるきー”渡辺美優紀と山本彩 NMB48「両エース」の明暗はなぜ分かれたのか?

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“男性スキャンダル”で水をあけられた渡辺

 かつてしのぎを削りあった「さやみるきー」の2人に、何故これほどまでに大きな差がついてしまったのか――。前出の「KYORAKU吉本.ホールディングス」元関係者は「やはりすぐ思い浮かぶのは、2014年3月の男性スキャンダルですね」と当時を振り返る。「男性スキャンダル」とは、7年前に報じられたイケメンモデル・藤田富とのお泊まり愛のこと。

「人気絶頂に差しかかったまさにその時のスキャンダルでしたから、それはもう大ダメージでした。その年の選抜総選挙では初めて前年から順位を落として18位となり選抜入りを逃し、6位と大躍進した山本に完全に水をあけられてしまいました」

第4回AKB総選挙の渡辺美優紀 ©️文藝春秋

メンバーのスキャンダルに「汚らわしい…」 山本の徹底した恋愛禁止ルール遵守

 一方の山本は、男性関係のガードが徹底的に堅かった。

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 2017年3月に出版したエッセイ「すべての理由」(幻冬舎)では「48グループには『恋愛禁止』というルールがあります」と明記し「そもそもルールは守るタイプ」と断言。NMB48加入前の中学3年生時に、同級生と交際には至らなかった淡いエピソードをつづり「その恋が、私にとって今のところ、最後の恋です」と告白している。

「渡辺のスキャンダルが出た時、山本は周囲のスタッフに『汚らわしい…』と漏らしていました。プロ意識の高い彼女には考えられない事だったのでしょうし、よりによってライバルと認めていた渡辺がやらかしてしまったのは余計ショックだったと思います。山本は、AKB48グループの先輩メンバーのスキャンダルが出る度に秩序の乱れを嘆いていましたから」(同)

山本彩 ©️getty

 だが、渡辺のスキャンダルを受けて運営が出した結論は“スルー”対応。ファンに向けての謝罪や弁解はなく、渡辺が謹慎などの処分をされることもなかった。

「劇場支配人クラスの幹部をはじめ、大人達は渡辺に対して『別にこれくらい大丈夫だよ』『何とかしてやるから』と言うだけで、特に注意もしませんでした。あれでは他のメンバーに示しがつかないし、若手も『どうして?』と納得していなかったですね」(同)