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《深田恭子さんが活動休止》「適応障害」は身近な病気? 自粛生活で注意すべき“6つのポイント”

2021/06/02

 深キョンの愛称で知られる女優の深田恭子さん(38)が「適応障害」と診断され、当面の間の活動休止を発表しました。活動休止発表2日前の記者会見では「相当疲れた様子で、動作がゆっくりで、目の奥が笑っていなかった」という証言が伝えられており、心配です(文春オンライン「《適応障害で活動休止》深田恭子を悩ませていた“仕事”と“結婚”『恭子ちゃんから真夜中に何度も電話が…』」)。この際ですから、まずはゆっくり静養していただきたいと思います。

深田恭子さん ©getty

適応障害とはどんな疾患?

 ところで、「適応障害」とは、どのような疾患なのでしょうか。世界的な医学事典「MSDマニュアル」には、「特定可能なストレス因によって引き起こされる、著しい苦痛を伴い日常生活に支障をきたす感情面、行動面の症状がみられます」と記載されています。つまり何か具体的な悩み事が、深田さんを悩ませている可能性があるということです。

 それが忙しかった仕事のことなのか、あるいは人間関係などのことなのかはわかりませんが、いずれにせよ深田さんを悩ませている環境を調整して、ストレス要因を軽減することが重要だと言えるでしょう。そして、なにも考えずにゆっくり休んで、すり減ったエネルギーを回復させることが肝心かと思います。

 今、コロナ禍で先が見えない状況が続き、不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。実際に臨床医の方々に取材をすると、うつ傾向にある人や不眠に悩む人が増えていると言います。深田恭子さんの適応障害も、コロナ禍にともなう不安な状況が、症状を強めた可能性も否定できないと思います。

 現実に、いまコロナ禍のために強いられている生活環境は、生活習慣病の悪化といった身体的な問題だけでなく、メンタルにも悪影響を及ぼしやすい条件がそろっていると指摘されています。具体的に、次のような点があげられます。