昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

――それをH氏には問い詰めたのでしょうか?

DJ社長 もちろんブチギレました。

退職慰労金支給に関する合意書と同時にH氏から求められた著作権譲渡契約書

利益0円のH氏の息子に支払われていた給与

――そのほかにも何か気になる点はでてきましたか?

DJ社長 あとは細かいお金の動きでしょうか。H氏が自分の息子をレペゼン地球のメンバーに入れたいというのをずっと断っていたのですが、息子をアーティストとして会社に所属させるのは承諾したんです。音楽制作の経費だけは会社から出していい、と。でも経費に加えて給与も支払われていました。息子は一切利益を出せていないのにですよ?

 あとは会社のクレジットカードに関西のルイ・ヴィトンの決済履歴が残っていたり、三軒茶屋に2部屋と野方に1部屋、メンバーも僕も知らないマンションの部屋を借りた形跡があったり……。

6月1日の動画。メンバーのDJ銀太がH氏に叫んでいる様子を録音した記録も公開された

――なるほど。

DJ社長 何より腹立たしかったのは、メンバーの給与額ですね。ドームの舞台に立てるアーティストなのに、売れ始めた頃とほとんど金額が変わらない。もちろん給与額は上げて欲しいと何度も交渉して、数万円ずつ上がった結果がこれです。みんなが少ない給料で頑張ってくれたのは前から知っていましたが、帳簿を見てあらためて腹が立ちました。

「レペゼン地球」のメンバーの給与が記録された帳簿。公開許可が下りたDJまる(松尾竜之介)の給与は昨年時点で24万円程度だったことがわかる

――メンバーの給与は30万円前後と記載されています。

DJ社長 本当に腹が立ちますよ。売上を作っていたのは僕たちなのに。

――動画で語ったのは、問題の一部に過ぎないということですか。

DJ社長 言いたいことはたくさんあります。使途不明金が4000万円あったことも、もし脱税だって指摘されたら世間に頭を下げて謝るのはH氏じゃなくて僕です。経理を担当してなかったことは言い訳にならないし、代表取締役として把握していないといけなかったことではあります。でも、こうなってしまった責任をしっかりと理解して、メンバーと一から新しい活動していくことに今後は集中していこうと思っています。

6月1日に公開された動画。このシーンは解散前の2020年10月14日に撮影されていた 

◆◆◆

H氏を直撃取材

「文春オンライン」取材班は、H氏を電話で直撃取材。

 すると、H氏は「会社の資本金が100万円だと色々と動かしやすいとは言ったが、100万円で会社をDJ社長に売るという約束はしていない」、「株を売る際に退職金の4800万円や曲の権利をもらうというのは見合った対価」、「喧嘩はしているけど、まだ彼らのことを可愛いと思っている。それなのに自らこんな動画を出して、何をしているんだという気持ちです」と反論。また、「後日取材にお応えします」と話した。

 H氏の主張は後日詳報する。

この記事の写真(16枚)

+全表示

文藝春秋が提供する有料記事は「Yahoo!ニュース」「週刊文春デジタル」「LINE NEWS」でお読みいただけます。

※アカウントの登録や購入についてのご質問は、各サイトのお問い合わせ窓口にご連絡ください。

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー