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美容師でしか出来ない、メッシュを入れるカラー(グラデーションカラーやバライヤージュカラー等)や、理想の髪色に仕上げるために薬を何種類も調合したり、複雑な工程を必要とするカラーには、プラスして付加価値を設定していることも多いです。
トップスタイリスト、ディレクターなどの「指名料」もこれにあたります。料金一覧にも、
[ 〇〇ディレクター + ¥△00 ]
などの表記があります。
これはその美容師のポジションを表していますが、その地位は『売上をあげている美容師』である証明で、『多くのお客様に支持を得ている』ということです。
それは「プラスで料金を出す分、満足度も保証しますよ」という、お店のヒット商品の証でもあります。
質はピンキリ、薬剤などの「材料費」
「材料費」は
美容室用の薬剤を作るメーカーはたくさんあり、薬剤の質もピンキリです。
・より安い薬を使って利益を上げる
・より質の良い薬を使って満足度を上げる
そのバランスを取ってそれぞれの美容室は薬剤を選定しています。
例えば美容室で行うトリートメント(「システムトリートメント」と呼びます)は、松竹梅にランク分けをして用意するお店が多いです。それぞれの髪質に合わせた効果を得るために、システムトリートメントは何種類も用意されています。すると必要な工程、手順の多さが変わるため、先述の「技術料」と後述の「時間換算」も並行して変化します。
材料費はどこの美容室でも、戴く料金のうちの5~15%ぐらいだと思います。高級な薬剤を使う場合には、別料金を戴くこともめずらしくありません。