6月9日、ご結婚28年を迎えられた天皇皇后両陛下。1993年のご結婚前から、“追っかけ”として雅子さまをはじめ皇室の方々のお姿を撮影し続けてきた白滝富美子さん(80)がファインダー越しに見た、雅子さまと愛子さまのファッションへのこだわりとは。(全2回の2回目/#1から続く)

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雅子さまが「愛子と同じ年ですね」

 白滝さんが初めて愛子さまのお姿を見たのは2002年、ご一家が葉山で静養されたときのこと。天皇陛下が雅子さまに代わって愛子さまを抱きかかえられる瞬間をカメラに収めた。実は、夏のご静養は人々との距離が自然と近づき、笑顔やお言葉を間近で見聞きできる大切な機会なのだという。

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2019年8月19日、JR那須塩原駅に到着されて集まった人たちに手を振られる天皇皇后両陛下と愛子さま ©時事通信社

「2019年8月、那須御用邸へ向かわれる前、駅で出迎えた人々にお声がけされた両陛下と愛子さまは、ひざを曲げて相手と同じ目線で話されていたのが印象的でした。雅子さまが愛子さまと同世代の高校生に、『愛子と同じ年ですね』と優しく声をかけていらっしゃいました。那須からお帰りになる日に雅子さまがお持ちだったバッグが、布製のフォークロア調のもので、素朴でかわいらしかったんです。こういうところに雅子さまのおしゃれ心を感じますね」