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「学校に行くのは死にに行くようなもの」
6月末になり、美咲さんは「これが証拠」と言って両親にノートを見せた。昨年11月24日付けのページに授業で使ったと見られるプリントが貼られていた。以降のページにはプリントが貼られていなかった。
「授業で必要なものも渡されず、実質、授業を受けられなかったことが数多くあったようです。美咲は『どうせボケッとしているだけ』と漏らしたことがありましたが、授業を受けられなかったことを指していたのです」(父親)
美咲さんは「学校に行くのは死にに行くようなもの」とも言っていたという。
そして最近になり、学校のトイレでよく泣いていたこと、机の下で自分の腕をつねり、我慢していたことを打ち明けた。
3月頃、美咲さんの母親は同じクラスの女児に、N先生のクラスでは「行動が遅いとプリントをもらえない」と聞いていた。しかし、小学校3年生まで美咲さんの行動が遅いと指摘されたことはなかった。
6月に開かれた緊急保護者説明会では、美咲さんに対してだけでなく、他の児童に対してもいじめがあったことが明らかになった。後編では、学校側の対応の経緯と、緊急保護者説明会の様子を詳述する。
※美咲さんの両親の要望により、記事中の一部記述と画像を変更しました(2021/7/10 14:23)。
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