言ってみれば、容疑者の男性にとってのメリットは、自らが主催する乱交パーティーに「参加」できることであり、誤解なきように言えばまことに純粋なマニアということになる。
もちろん、女子高生を参加させたことは、青少年保護の観点からも許されることではないし、警察職員が公序良俗に反することは世論も許さない。また、参加費を取ったことが売春斡旋と判断されたことも法的には妥当だろう。
しかし、だ。
逆に言えば成人女性のみを参加させていて、自らは金銭的利益を得ず(恐らく得ていない)、参加者全員が満足する「ささやかな」乱交パーティーだった場合、“売春斡旋”と断定することは、法的にはともかく、ある程度の緩さがあってもいいのではないか? と思わなくもない。
いまひとつ懸念がある。
これまで警察は、様々な理由をつけて「乱交パーティー」を摘発している。そしてその場合の多くは、公然わいせつ罪の適用だ。そしてその度、密閉された空間で、公然わいせつが成り立つのか? という議論があった。今回の金銭的利益なき売春斡旋があくまでレアケースであるのか? それとも今後、公然わいせつなど、あらゆる法を駆使して同様の摘発を試みるのか? お上の動きには、注目せざるを得ない。
2020年12月31日 歌舞伎町で季節外れの幽霊騒動
風俗嬢たちが感じている「恐怖」
幽霊が出るのは夏場……というのが相場(?)だろう。それなのに新年を迎えようとしているいま、日本一の歓楽街で幽霊騒動が起きているという。“証言”をしてくれるのは歌舞伎町で働く某風俗嬢だ。
「歌舞伎町区役所通り近くにあるビルの階段付近に、幽霊が出るってみんな話している。私は怖いからもう近づかないようにしているけど、あきらかに気配がおかしいって。仕事仲間では有名だよ」
彼女いわく、その「幽霊」は(男とか女とか)具体的な姿を見せるワケでなく、影や嫌な気配を感じさせて人に恐怖を与えるという。