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比較は無意味…「松井は一流だけど、大谷は超一流になれる」

 日本人選手の最多ホームラン記録は04年に当時ヤンキースの松井秀喜氏が30歳で記録した31本。大谷は松井氏の記録を大きく更新する勢いで、最終的には57本ペースとも言われている。だが、張本氏は「大谷と松井を比較してはいけない」と、警鐘を鳴らす。

「松井は一流だが、大谷は超一流になれる」と語る張本氏 Ⓒ文藝春秋

「松井も一流選手だけども、大谷は超一流になれる選手だから比較しないほうがいいよ。松井は松井でがんばったけども、アメリカでは中距離バッターでしょう。大谷はベーブ・ルースに迫る、世界的な選手だから。ホームランも31本どころじゃない。今のままいけば45、46本はいくんじゃないか。57本ペースというのはちょっとオーバーだけどね。結局、シーズンの終わり頃には(四球で)歩かされたりして打たせてくれないとは思うけど、ホームラン王も夢ではない。

 そうなったら、『アメリカ見たか! どうだ!』って言ってやりたいわな。ただ、アメリカのメディアはいい時は歯の浮くようなお世辞をいうけど、ダメなときは酷いことを言うから、ケガをしないで自己管理をして、シーズンを終わってもらいたいわな。それを願うだけだ」

Ⓒ文藝春秋

「二刀流ができるのは30歳まで」

 世界を席巻する二刀流だが、張本氏は「二刀流ができるのは30歳まで」と指摘する。

「以前、日ハムの栗山(英樹)監督に『なんで大谷に二刀流をさせるのか?』と聞いたことがあるんですよ。そしたら『本人がやりたいと言っている』と。本人がやりたいならやらしたらいいんだけど、今26歳でもうすぐ27歳でしょ。今のまま二刀流でいけるのは30歳までですよ。30歳を過ぎたら体力が持たないから二刀流はできない。そんな甘い世界じゃないから、あと2、3年の勝負だ。投手か打者か、どちらかを選ばないと体力が続かないもん。ケガをしたら野球生命も短くなるでしょう。もったいないじゃない、100年に1人の選手なんだから。今の状態なら打者・大谷のほうがいいだろう」