93年の軌跡をたどる
愛子の秘蔵写真館


第一章 私の交友録・忘れ得ぬ人たち

エイトマン

孤独な屏風

大悟の人

天国行きの人

中毒同士

端倪すべからざる──。

佐藤家の悲喜劇

上坂冬子さんの完結

小説雑誌全盛の頃

わたしの映画スタア 三船敏郎

私の「カッコいい男」は絶滅寸前

わが師の恩


第ニ章 旅・場所の記憶

遠い旅

松江への想い

淡路島

竜神さん

私の桜

あのころの銀座

夢の東京ステーション


第三章 身辺・近況

好きなもの

大食のはて

夏瘦せ

夏座敷

無口のわけ

九十三歳のお正月


第四章 時代

「こつ」なし

メールをやめて手紙を書こう

“感動”手っ取り早い感想

人が時代を作り、時代が人を作る

十二月八日の感懐

長いトンネルの終り

人生の終盤、欲望も情念も涸れゆくままに

老残の記

わたしの幸福論──戦いすんで日が暮れて

私の覚悟


第五章 佐藤家のこと、皇室のこと

私の母

この兄がいて、この妹

今、わかった

愛子さまのご教育への疑問

おいたわしや天皇家

大正世代の魂の奥に


対談

佐藤愛子(作家)×阿川佐和子(作家)
八十八歳になって「こうしちゃいられない」と思って書き始めたのが、『晩鐘』です。


作家・佐藤愛子 93年の歩み


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