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2021/07/18

source : 文藝春秋

genre : 社会

「愛子さま、眞子さま、佳子さま」当事者のお考えは?

 今、安定的な皇位継承の確保などの課題を検討する、政府の有識者会議が開かれています。皇室の制度ですので、入れ物の話が多くなるかと思いますが、大切なのは中身だと思います。女系・女性天皇や女性宮家問題でも、その当事者は、愛子さま、眞子さま、佳子さまという3人の内親王さまたちです。

 彼女たちやご両親たちの声を十分に聞くという視点が抜け落ちてはいないかと心配です。制度について議論したところで、肝心の内親王さまたちが早く窮屈な皇室を出たい、と考えていたとしたらどうするのでしょうか? まさか、「こう決まりましたから、是非とも皇室にお残りください」と、政府が無理やり押し付けることはないと思いますが……。心配です。

眞子さまのお立場の重さがよくわかる「皇室の構成図」 ©文藝春秋

 そのためにも主権者である私たち国民が、日ごろから、内親王さまたちに寄り添い、彼女たちの本音を知る努力が大切になると思います。そのためにも皇室報道がより重要になってくると思います。国民の間で議論を深め、まず、眞子さまたちが暮らしやすい、伸び伸びと恋愛が楽しめるような環境を作って差し上げることが必要なのではないでしょうか。まず、中身ファーストで議論を深めてほしいと思います。

悠仁さまが結婚する前には認めるべき

 眞子さまたち当事者の声を聴くことの大切さ。ジェンダー平等の実現といった時代の趨勢。それに、男性皇族が少ないという現状を考えると、将来的には、否応なしに女系・女性天皇を認めることになろうかと思います。「将来的には」と、述べたのは、今、ただちに女系・女性天皇を認めるとなると、愛子さまがいいのか秋篠宮家の長男である悠仁さまなのかという、国民を分断する議論になりかねないと恐れているからです。そこを、私は、大変、危惧しています。

即位礼正殿の儀での眞子さま ©JMPA

 しかし、遅くとも、悠仁さまが結婚する前には、女系・女性天皇を認めることが大切だと思います。そうでないと、悠仁さまが結婚で、大変、苦労するのではなかろうかと思います。女系・女性天皇が認められていれば、結婚相手の女性もどれほど救われるか分かりません。現実に即しながら、目先のことにとらわれずに、100年、200年という単位で皇室を見据えて考えていきたいと思います。

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