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《五輪で異例の摘発》「脱いでいるところが見えますよね」 年商3億近い人気風俗に“史上初の公然わいせつ罪”適用

東京からピンサロが消えた日#1

genre : ニュース, 社会

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 摘発されたもう1店舗の「曙」も巣鴨では人気の店だった。利用経験がある男性はこう語る。

摘発を受けた巣鴨の「曙」 ©️文藝春秋

「巣鴨のピンサロは“安かろう悪かろう”という店が多いけれど、『曙』は優良店だったので常連も多く抱えていましたね」

「客も逮捕されるのか」

 摘発ではピンサロ経営者や女性スタッフだけでなく男性客も逮捕された。ネット上では「客も逮捕されるのか」「運が悪すぎる」などと言った書き込みが多数投稿されるなど驚きをもって受け止められた。

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「曙」は休業している ©️文藝春秋

 風営法に詳しい行政書士の前場亮氏は、ピンサロ業界の今後をこう予測する。

「ピンサロはキャバクラなどと同じ風俗営業1号の許可で営業しているため、個室が作れません。そんな中で堂々と卑猥行為が行われており、公然わいせつ罪は常に成立している状態です。なので、そもそも業態がグレーというより完全にブラックと言えるでしょう。経営者たちは、今回の摘発でよりリスクを感じているでしょう」

#2へつづく)

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