文春オンライン
「もっといいの。あげる」ベンツで女性をひき殺した“川崎の偽セレブ女” 元夫が初告白《明大生時代からの乱倫と薬物依存》――2021上半期BEST5

「もっといいの。あげる」ベンツで女性をひき殺した“川崎の偽セレブ女” 元夫が初告白《明大生時代からの乱倫と薬物依存》――2021上半期BEST5

genre : ニュース, 社会

note

「デートはドライブに出かけることが多かったですね。真理紗はまだ運転免許を取得したばかりでもあったので、運転は正直上手ではありませんでした。それでも彼女の運転で富士の樹海や山梨県の“ほったらかし温泉”に行ったのは覚えています。当時は銀色のヴィッツに乗っていました。結婚してからも沖縄に旅行に行ったり、誕生日にはティファニーのネックレスをプレゼントしたりとごく普通の夫婦だったと思います」

中川被告 Aさん提供

夫のいない間に家に男性を連れ込んでいた形跡

 しかしAさんと中川被告の「普通の結婚生活」は長くは続かなかった。結婚からわずか3カ月後に、2人は離婚している。原因は、中川被告に対してAさんが猜疑心を持つようになったことにあるという。

「最大の原因は、真理紗の男性問題でした。結婚してからも不特定多数の男と連絡を取り合い、私がいない時に家へ男を連れ込んだ形跡もありました。何度言っても行動が変わらないのでついには大きな喧嘩になってしまい、最終的に真理紗の母親からも『別れてくれ』と頼まれ、離婚することになりました。金銭感覚も常軌を逸していて、毎月生活費として20万円、お小遣いとして5万円を渡していたのですが、それもあっという間に使ってしまうんです。たった3カ月の間に『ゲームを買ったから食費がない』ということが複数回ありました」

ADVERTISEMENT

中川被告は別の車も所有していた Aさん提供

「ごめん、逮捕されてた」

 離婚後、Aさんは中川被告とはしばらく連絡を取らずにいた。だが、離婚から5年ほどが経った2015年頃に、中川被告からFacebookのメッセンジャーでAさんのもとに連絡があったという。

逮捕の報告をするLINEのやりとり

「突然、『久しぶり』と真理紗から連絡がきました。その後私も再婚していたのでヨリを戻すつもりはまったくありませんでしたが、時々近況を報告したり相談を受けたりするようになりました。それが2019年の7月頃から突然連絡がぱったり途絶えて、何度か連絡を入れても返信がなくどうしたのかなと思っていたら、《ごめん、逮捕されてた》という連絡が真理紗から来たんです。自分は悪くないと話していて、それなのに20日間勾留されていたと怒っていました」