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「語尾には“にゃん”を付けろ」とガチ説教され…人気地下アイドルが明かす“メイドカフェ”のヤバい実態

元メイドカフェ店員・現役地下アイドル「せかい」さんインタビュー

2021/09/03
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楽屋でタバコ

 “本業”の地下アイドルの世界でも、「楽屋でタバコを吸っている人を何度か見かけたこともあります。こちらの衣装に匂いが付着すると困るし、共演者のなかには未成年もいるんだから、ちゃんと喫煙所へ行って欲しいです。あと出演をオファーしてくださるイベンターの方のなかには、『あのアイドルはこんな感じだから、もう自分のイベントには誘わない』とか愚痴をわざわざメールなどで報告してくる人もいたり。こちらはそんな私的な会話や付き合いを望んでいないのに…」と困惑することがあるという。

 

 せかいさんのおもしろさは、そういった自身の体験談をSNSに投稿するだけではなく、グループの楽曲にも反映するところだ。メイドカフェの特殊性をもとにした『超絶!メイド生活』、地下アイドルが歌う楽曲にありがちなことに触れた『さっきまで見てたアイドルとの違いがわからん』などを、ステラシュガレットとして発表。最初はそうやってパロディ化することが「すごく怖かった」とのことだが、「だけど元をたどればメイドカフェで働いた理由も、人気メイドになれば地下アイドルグループを作ったときにお客さんをたくさん呼べるだろうし、メンバーを引き抜きやすいんじゃないかと思ったから。市場調査みたいなものでした」と戦略的に動いていたそうだ。

「人生、ネタ作りなんで」

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 せかいさんは、たくましく笑った。

「語尾には“にゃん”を付けろ」とガチ説教され…人気地下アイドルが明かす“メイドカフェ”のヤバい実態

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