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“ごっつええ”バラドル→紅白歌手→クール系女優→電撃離婚… 波乱の篠原涼子47歳が語っていた“息子との生活”

2021/08/07
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『ごっつええ感じ』で体を張って認知度アップ

 1973年生まれの篠原さんは、1990年、16歳のときにアイドルグループ・東京パフォーマンスドールのメンバーとしてデビュー。グループ内の中心メンバーだったものの、東京パフォーマンスドール自体が大ブレイクしたとは言い難いため、篠原さんを個として認識していた人は多くはなかったはずです。

 最初に彼女の知名度を上げたのは、伝説のバラエティ番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)でしょう。浜田雅功さん、松本人志さん、今田耕司さん、東野幸治さん、板尾創路さん、ほんこんさん、YOUさんといったそうそうたるメンツのなかに入って、1991年からレギュラー出演したのです。

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 コント中に暴走した東野さんやほんこんさんから無理やりキスをされたり、「乳ナシ」と暴言を吐かれたり額をはたかれたりしながら笑いに貢献。いわゆるバラドルの立ち位置でお茶の間に顔を広めていきました。セクハラ、パワハラのオンパレードだった演出についての議論は置いておきますが、『ごっつええ感じ』で篠原さんを初めて観た現在40代の筆者にとって、彼女は“おバカで明るいバラドル”という印象でした。しかし、30代以下の方は当時の篠原さんのことを知らない人のほうが多いでしょう。例えるならば、菊地亜美さんや朝日奈央さんのような、体を張ることの多い芸能人だったのです。

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