タッキーのお気に入りではない「タキラ」
これまでも、タッキー政権になってからというもの、ファンは“グループ間格差”にヤキモキしてきた。
以前に記事にした通り、A.B.C-Zの河合郁人やSnow Manをはじめとした一部のグループやメンバーの露出が急増。そこに滝沢副社長の後押しを感じたファンは、彼らを「タキニ(タッキーのお気に入り)」と呼ぶようになった。ネットには「タキニ一覧」なるものがまとめられているような状況になっている。
一方で、タッキー政権下で冷遇されているんじゃないかとファンが噂するグループもある。特に名前が挙がるのは、Hey! Say! JUMP、Sexy Zone、Kis-My-Ft2、SixTONESだ。タッキーのお気に入りではない、あえて大仰な表現をするのなら「タキニ」ならぬ「タキラ(タッキーに嫌われている)」とも言えるだろう。ファンは一体、なぜそう感じているのか。
音楽特番に見られた“異変”
ファンにとって、“自担(推し)”のグループが事務所内でどういう立場に置かれているかの指針のひとつが音楽特番での扱いだ。ファンは、自担の出演順、衣装や演出の豪華さ、選曲、トークの長短などに一喜一憂している。
「たかだか音楽特番の出演順や、選曲くらいで、格差なんて大げさな……」と思う人は多いかもしれないが、同じ事務所においても、所属レーベルやマネジメントの管轄が異なり、売り方も様々である各グループが一堂に会する音楽特番というのは、ファンにとっては非常に楽しみな機会なのだ。
この夏、そんな音楽特番で “異変”を感じる機会が多かった。まず、2021年6月30日に放送された『テレ東音楽祭2021』(テレビ東京系)でのことだ。
『テレ東音楽祭2021』は2014年から国分太一の司会で行われ、今回で9回目だった。しかし2015年からほぼ皆勤賞で毎年出演していたHey! Say! JUMPの姿がなかったのだ。そして、Sexy ZoneやSixTONESがまだ出演したことがなかったのに、滝沢副社長の肝いりとして知られるジャニーズJr.ユニットHiHi Jetsが初出演を果たした。
「ジャニーズJr.だって出るのに……」
そうため息をついたファンが多かった。
しかも昨年まで駐車場特設ステージでパフォーマンスを行っていたA.B.C-ZやジャニーズWESTにかわり、今年は先輩グループであるKis-My-Ft2が駐車場担当になったことに違和感を覚える声もあった。