新世代ジャニーズの様々なしがらみ
しかしながら、滝沢副社長がSnow Manと抱き合わせデビューをさせたSixTONESはさておき、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、Hey! Say! JUMPに関しては、滝沢副社長も“剛腕”を発揮しづらい事情があるようにも思う。Sexy ZoneとHey! Say! JUMPはもともと故・ジャニー喜多川社長のお気に入りグループだと言われていたし、Kis-My-Ft2はSMAPの元マネジャー飯島三智氏率いる“飯島班”だったため、意見しづらい部分があるのかもしれない。
余談だが、今、ジュリー管轄と言われる「美 少年」がまさにジャニー氏のお気に入りグループだったため、ジャニー氏の存命中には雑誌インタビューを打診すると、「HiHi Jetsはどうですか」とやんわりと代替案を提案されたと聞いたことが何度かある。おそらく美 少年はジャニー氏が決定権を握っていたため、事務所側が自由に仕事を差配できなかったのだろう。
実際、『滝沢演舞場』終演後に、ジャニー氏が業界の立場ある人たちだと思われる中高年男性たちに囲まれながら、公演の内容そっちのけで「それより『東京B少年』(※美 少年のかつてのユニット名)というグループがありまして」と説明する姿を目撃したこともある。
さらに、美 少年がアメリカ・ロサンゼルスで行われた「二世週日本祭(二世ウィーク)」のパレードに参加したのも唐突だった。これはジャニー氏が自分の出身であるアメリカ・ロサンゼルスに彼らを連れて行きたかったからだろうというのが専らの見方だ。残念ながらジャニー氏は「二世週日本祭」が行われる2カ月ほど前に亡くなってしまい、その勇姿を見られなかったことが大きな悔いではないかとも言われた。
ジャニー氏あるいはジュリー氏の色が強いグループには、滝沢秀明氏は干渉しづらいということもあるのだろう。
だからこそ、自担が実力や人気に比べてプッシュされていないと感じると、ファンは「タッキーにハマっていない“タキラ”なんだ……」と悲しく思ってしまうものなのだ。タキニ、タキラ、飯島班、ジャニーさんのお気に入り……新世代ジャニーズが様々な“しがらみ”から解放されれば、ファンを今よりさらに幸せにできるはずだ。
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