いま、ジャニーズでは急速に世代交代が進んでいる。8月17日にはジャニーズを支えてきたメリー喜多川氏の逝去も報じられ、“時代の転換期”にあるように感じる。

ジャニーズの未来を担うことが期待される「なにわ男子」

 つい最近も、関西ジャニーズJr.内の7人組のユニット「なにわ男子」が11月12日にCDデビューすることが報じられた。なにわ男子といえば、King & Princeに続くキラキラ王道路線でありながら、関西ならではの親しみやすさもあるとして、大きな期待を寄せられているユニットだ。

デビューが決定して喜ぶなにわ男子(ISLAND TVより)

 メンバーには、アイドル雑誌『Myojo』(集英社)の「Jr.大賞」で「恋人にしたい」部門を3連覇した“朝ドラ俳優”の西畑大吾や、女性ファッション誌『ViVi』(講談社)の「国宝級イケメンランキング」の「2021年上半期」で10代唯一のトップ10入りを果たした道枝駿佑がいる。道枝は『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系・2018年)、『俺の家の話』(TBS系・2021年)などの連ドラ出演もしているため、ジャニーズファン以外にも知られている。これから、ジャニーズの未来を担っていくことになるだろう。

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 しかし、時代の転換期には摩擦が付きものだ。ジャニーズファンの間で「新体制で“推される”グループはどこなのか」に注目が集まっている。

《ジュリーさんの溺愛ぶりがすごい》

 なにわ男子のデビューも、この観点からいろいろと分析するファンが多かったようだ。なにわ男子のプロデュースを手掛けてきたのは、ジュリー派で知られる関ジャニ∞の大倉忠義だったため、かねてよりジュリーさんの秘蔵っ子として知られてきた。

デビューが決定して喜ぶなにわ男子(ISLAND TVより)

 しかもレーベルが“特別”なのだ。彼らがデビューするのは「J Storm」で、このレーベルは元々嵐のために作られた。しかもデビュー日はレーベルの創立20周年記念日にあたる。嵐は藤島ジュリー景子社長が手塩にかけて育て上げたグループであることから、ファンからは《ジュリーさんの溺愛ぶりがすごい》と声があがった。

 しかし一方で、なにわ男子がここまであからさまなジュリー派だと、“もう一人の権力者”に嫌われてしまうのではないか、と見る向きもある。もう一人の権力者とは、滝沢秀明副社長だ。