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「姉弟差し色リンクがにくい演出です」

「あのお写真で一番目を引くのは、ご家族そろって“リンクコーディネート”になっていることです。ポイントになっている色はボルドーで、統一感と上品さが兼ね備わった装いです。眞子さまはブラウンを基調に、すこしボルドーを差し色にして、落ち着いた感じ。お人柄や長女としての品格が表れているように感じます。また、佳子さまはボルドーを基調にした華やかなコーディネートと耳元の大きめのイヤリングがハツラツとした印象でファッションを楽しんでいらっしゃる感じがありますね。

 眞子さまと佳子さまのリップカラーもいつものピンク系と違い、ちゃんとニットとリンクした濃い目の赤系になっていますよね。紀子さまも襟元からチラリと覗いたボルドーのスカーフが上品。秋篠宮さまはジャケットがチェック、悠仁さまはパンツがチェックでボルドーのタイをしており、姉弟差し色リンクがにくい演出ですね」

2020年、秋篠宮の誕生日に公開されたご一家の写真(宮内庁提供)

 リンクコーディネートとは「完全にお揃いというわけではありませんが、共通の色や柄を取り入れたコーディネート」(ファッションライター)のこと。

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「最近では、特に若い女性やカップルを中心に人気がありますね。かつてはペアルックが流行っていましたが、リンクコーデでは一部をお揃いにすることで、より洗練されつつ、“仲良し感”が演出できます。自分たちのリンクコーデをテーマパークなどの“映えスポット”で撮影することでよりおしゃれな写真に仕上がるのです。SNSの普及もあり、一気に浸透しました」(同前)

AKBや坂道系アイドルの衣装のようにも感じられる

 前出とは別のファッションライターも秋篠宮ご一家のリンクコーデについて「プロの仕事だ」と驚きを隠せない。

「テイストはトラッドベースで、ブリティッシュ寄りのチェック柄を使ってトレンドも上手に取り入れています。プロが入っているのは間違いないでしょう。それくらい出来上がったコーディネートで、技が随所に光っています。

2020年、秋篠宮の誕生日に公開されたご一家の写真(宮内庁提供)

 リンクコーデで重要なのが面積に違いを出すこと。ポイントのボルドー色をワンピースで全身に取り入れた佳子さまとトップスだけの眞子さま、そしてネクタイだけの悠仁さまという風にポイントカラーの面積が三者三様になっています。これはうまいなと思いましたね。

 例えばAKB48や坂道系などの女性アイドルグループの衣装も、このポイントカラーの面積がそれぞれ違うという“お約束”を取り入れています。ですから、秋篠宮ご一家のあの写真での装いは、ぱっと見た時に、タレントのユニット感がある衣装のようにも感じられるはずです」