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河野太郎氏は「女性天皇・女系天皇容認」

 内閣総理大臣を事実上決める自民党総裁選は9月17日に告示、同29日に投開票が行われる。その有力候補の一人が河野太郎ワクチン担当相だ。

ワクチン政策も取り仕切る河野氏 ©文藝春秋

「河野氏は58歳とまだ若いですが、防衛相や外相といった枢要閣僚を経験しています。その河野氏は2020年8月23日にインターネット番組で『(皇后の)雅子さまや、紀子さまを見て、皇室にお嫁入りしてくれる人が本当にいるだろうか。男の子を産めというプレッシャーがものすごくかかってくる』と述べ、男系男子に限定した皇位継承に疑問を呈したうえで、『(皇位継承資格のある男系)男子がいなくなったときは、愛子さまから順番に、女性の皇室のお子さまを天皇にしていくというのが一つある』と語り、女性天皇・女系天皇を事実上容認する考えを示しています。

「立皇嗣の礼」祝賀行事のため、皇居に入られる秋篠宮家の長女眞子さまと次女佳子さま=10日、皇居・半蔵門[代表撮影]

『天皇は秋篠宮家からではなく天皇家から出すべき』

 眞子さまが結婚を強行しようとされていることで秋篠宮家の自由意思を尊重し過ぎるご教育方針に疑問の声も聞かれる中、『やはり天皇は秋篠宮家からではなく天皇家から出すべき』といった声が上がってくれば、『愛子さまを天皇に』という世論が沸き起こらないとも限りません。河野氏の頑張りで新型コロナウイルスワクチンの接種が一気に進んだことは紛れもない事実で、実行力のある河野氏が首相になれば愛子天皇誕生に向けた制度改正の英断を下す可能性もゼロではないでしょう」(同前)

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 有識者会議が天皇の資格を女性皇族に広げる案を見送ったことで、愛子天皇を待望する国民の一部には失望感が広がったとされる。再び女性天皇の是非を議論の俎上に載せることができるか。河野氏の総裁選の結果に注目が集まる。

学習院大学に初登校された愛子さま ©JMPA