掃除をするにあたって必ず必要になる「掃除道具」は、各社からさまざまな商品が発売されているため、どんなものを購入するべきか悩むことも多い。では、掃除を生業にする人たちはいったいどんな掃除道具を選び、使っているのだろう。

 ここでは、羽田空港を「世界一清潔な空港」に導き、TV番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」や「金スマ」などに出演して話題になった新津春子氏の著書『1か月に1回物を動かせば家はキレイになる』の一部を抜粋。意外と知らない“掃除道具選びのポイント”を紹介する。(全2回の1回目/後編を読む)

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掃除に必要な用具

 お店に行くと、さまざまな種類の掃除用具が並んでいますが、基本は次の3つ。すでに家にある人も多いのではないでしょうか。

《基本の掃除用具》

(1)タオル

(2)スポンジ

(3)ブラシ3種……歯ブラシ(やわらかいタイプ)/亀の子タワシ/ナイロンブラシ(毛先が長く、幅がやや細いタイプ)

 この3つで「ホコリを取りのぞき、磨いて、拭く」基本の掃除ができます。

 そのほかに、次の用具もあると便利です。

・掃除機

・ホコリ取り(※呼称:除塵用ダスター、ハンディモップなど)

・ポール(柄)付きの用具

・マイクロファイバークロス

・スクイージー

・ゴム手袋

マイクロファイバークロスを使うとキレイに拭ける

 基本のタオルだけでも、ホコリを取りのぞいて拭く作業はできますが、掃除機があると、細かい粉塵まで手早く除去できます。棚の上など掃除機をかけられないところは、ホコリ取りを使います。天井付近など手の届かない高いところは、ポールがあると便利です。脚立を使わず安全に作業でき、床や壁など、広い範囲を掃除する時にも活躍します。

 仕上げ拭きは、マイクロファイバークロスを使うと、タオルよりも拭き跡が残りにくく、キレイに拭けます。水分を除去するのに使うスクイージーは床用とガラス用の2種類があり、浴室や窓の掃除で使うのはガラス用です。