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みか そうそう。その時にわかぴょんに「そういう人が現れたら、私はあなたの許可を得ずにやります」って言いました。

しっくりくる解決策が出ず…

わかぴょん それを言われるまで私はずっと逃げてたんですよ。「今、仕事がちょっと大変だから、眠くて聞けないんだよ」とか、EDになっちゃったのかなとか、そう思って、カウンセリングにも行ったりして。だけど「いや、違うな」って。

 その時のみかの一言で本気度が伝わったんですよね。これはマジでそうするなと思ったから、そこで初めて、じゃあどういう方法があるか1回考えようと言って、「女性の風俗あるけど」とか「俺が無理やり抱くか? でも、それも嫌でしょ」っていう。

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みか そういうこっちゃない、と。

——解決策を2人で出し合ったんだけれども、あまりしっくりくるものがなくて。

わかぴょん でも、彼氏だって「じゃあ作ろう」といってすぐできるものじゃないじゃないですか。そもそも妻なのに彼氏ってどうなんだろうと考えてる時に…。

©末永裕樹/文藝春秋

「2人の関係をあきらめないで欲しい」

みか ちょうど昔仲よかった人たちとの飲み会があって、「うち、セックスレスで…」って話をしたら、他の人たちも「うちもそうだよ」と。そしたらその中にいた1人が「みかと結婚できたのに、みかにこんな悲しい思いさせて何やねん」みたいな感じで怒ってて、おやおや? みたいな(笑)。彼に相談できそうだなと思って、後日私とわかぴょんと彼の3人で会ったんですよね。

——その時はどんな話をされたんでしょうか?

みか 最初、3人でそろった時に、「私に頼まれたから来てるとか、誰かにやらされてると思う人がいるなら帰ってほしい」と言ったんですよ。「ここから先、それぞれが自分の行動に責任を持って話し合いましょう」と。そうしたら、2人とも「分かりました」って。

 わかぴょんが「妻を愛してるけど抱けないので、彼氏になってほしい」と言ったんですよ。そうしたら、彼が「でも、この夫婦のことは好きだし、2人はラブラブで居るのが理想なんですよね? だから、自分が現れたからといって2人の関係をあきらめないで欲しい」と言ったんです。わかぴょんは、家庭を壊される敵みたいに思ってた人が味方なんやって分かって、メッチャ泣いたんです。