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検察官「前回の2011年の判決の後に、マツダのボンゴという車を購入してますよね? 何故ですか?」

被告人「その時に無免許で捕まったのはスズキの軽自動車だったんですね。それで、処分しちゃったもんだから」

検察官「スズキの無免許運転で捕まったからって、マツダなら乗っていい訳じゃないですよ!」

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 と、激怒する検察官。よくそんな発言を聞いて笑わずにいられるものだと感心してしまいます。

「もう無免許運転しないと誓ったでしょう」「気を使いながら乗ってました」

検察官「前回の裁判で無免許運転はしないって誓ってますよね? すぐに忘れたんですか?」

被告人「いいえ、忘れてません!」

検察官「じゃ、どういう事? 乗ってもいいやって思ってたの?」

被告人「気を使いながら乗ってました」

検察官「何ですか、気使いながらってのは!」

被告人「他の従業員に運転させて、自分の運転は最小限にしてました」

検察官「免許持ってないんだから、全て任せるべきでしょ?」

被告人「その従業員は他にもう1つ仕事を持ってて朝早いので、夜遅い時とかは私がやってました」

 どうやら7年前の裁判でも他の人に運転を任せると約束してたようです。

©iStock.com

「やめられないの?」「いやーそんな事は…ねぇ…」

 最後は裁判官から。

裁判官「前回の裁判で裁判官から何て言われました?」

被告人「こういう免許持ってないって事でも刑務所行く事あるから、キチッとした方がいいみたいな話でしたね」

裁判官「その話、無免許運転の歯止めにならなかったんですか?」

被告人「なりました!」

裁判官「なりましたって、運転してたんでしょ? 2011年の時、裁判官の言葉は歯止めにならなかったの?」

被告人「あぁ、前回の裁判官の話でしたか、……えぇ……、覚えてないです」

 覚えてるから今言えたんじゃないのかと思うけど。今回逮捕されて警察官にでも言われたんでしょうか。

裁判官「無免許運転やめられないの?」

被告人「いやーそんな事は……ねぇ……もうホント、こんな子供みたいな事しちゃって……」