裁判官「無免許運転のどこが子供みたいなんですか!」
と、最後の最後まで怒られて質問終了。
無免許運転を軽視している気持ちがハッキリと伝わってしまう質疑応答ですね。この公判の3週間後、被告人に判決が言い渡されました。結果は懲役5月執行猶予5年。前刑から時間が経っている事もあって執行猶予が付きました。
運転してしまった過去はもう変えられないので仕方ないけど、今後はちゃんと免許取得してくれればいいのになぁと思って傍聴していた訳です。しかしこの判決から1年後、この被告人の裁判が東京地裁で行われたのです。
有罪から半年で運転再開…被告人の“セブンルール”
公判 2019年3月11日
罪名 道路交通法違反
被告人 同上
起訴されたのは、2018年12月に東京都内の路上で被告人が無免許で車を運転したという内容。
検察官の冒頭陳述によると、被告人は2018年3月に有罪判決を言い渡されたにもかかわらず、9月に車の運転を再開。しかも仕事は毎日のようにしていたとのことで、ほぼ毎日無免許運転をしていたようです。働き者なのは素晴らしいんですけどね……。
そして被告人質問。まずは弁護人から。
弁護人「何度も無免許運転で裁判してますけど、今回は初めて逮捕後に車を売却したと。何故ですか?」
被告人「何故って、車がそばにあるとまた今回みたいになると困ると思って」
弁護人「車があると乗ってしまう誘惑がある?」
被告人「はい」
車を見ると乗りたくなっちゃうようです。
弁護人「車無しで仕事は続けるんですか?」
被告人「はい。便利屋をやってる友達がいまして、現場まで車を運転してもらって協力してくれるって話になってます」
弁護人「もし、お友達が都合付かなかったら?」
被告人「クレームが出ないようにしますんで!」
弁護人「どういう意味?」
被告人「損得抜きで、利益が出なくてもお客さんには迷惑掛けない……これでやってますんで」