「今後、ご結婚を前にされた女性皇族は、一時金の支給についてご意向を確認される場合があるかもしれません。そして、品位保持のための一時金を受け取った場合、“国民からの反発を受けるのではないか、どう判断すればよいのか”と思い悩まれるような、そういった前例を作ってしまったのではないでしょうか。後に続かれる皇族方、そして眞子さまより以前に民間人となった方々のお気持ちも尊重されるべきものだと思います。皇族方や民間に嫁がれた方の中には、眞子さまのご様子を心配して見守りながらも、驚いておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか」
守谷絢子さんは「元皇族として天皇皇后両陛下をお支えしていく」
近年、結婚によって皇族の立場を離れられた紀宮さま(現・黒田清子さん)は、結婚式後の記者会見で「両陛下や家族との日々を大切に心に持ちながら、新たにさまざまなことを学び、黒田家の一人として新しい生活に臨んでまいりたいと思います」と新生活の抱負を述べられた。
また、高円宮家の三女・絢子さま(現・守谷絢子さん)は「皇族の一員に生まれるということは、天皇皇后両陛下をお支えすることだと教わりながら育ちました。今日をもって私は皇籍を離れますが、元皇族として天皇皇后両陛下をお支えしていくということに変わりはございません」と思いの丈を明かされている。
眞子さまのご結婚当日の10月26日午後、都内のホテルで行われる記者会見の会場費用は眞子さまと小室圭さんのお二人が負担するという。秋篠宮さまはこの会見を一つの“けじめ”と受け止められているというが、お二人からは何が語られ、どのような質問がなされるのか。
眞子さまはお一人で、両陛下と上皇ご夫妻にご挨拶
眞子さまのご結婚に伴う皇室慣例の儀式や行事は行われない。上皇ご夫妻、特に美智子さまは「大変心配し、眞子さまの健康を案じられているご様子」だと高橋美佐男上皇侍従次長が明らかにしたという。美智子さまは、近ごろの外出に際してミントグリーンのブローチをお召しになっていた。これは、眞子さまが婚約内定記者会見でお召しになったドレスを思い起こさせるものだが、「ご家族のどなたかが苦しい状況におありの時は必ず、それは家族全体の苦しみだからと言われ、心配しつつ見守ってこられ」た美智子さまから、初孫である眞子さまへのメッセージなのだろうか。
眞子さまはご結婚を前に、皇居・宮中三殿に庭上から拝礼し、お一人で天皇皇后両陛下、上皇ご夫妻に挨拶される。