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 10月5日に入店して従業員に海老について尋ねると、「国産の海老を使用していて、店内でひとつずつ手作りで作っています」と話していた。しかし翌6日にも、インドネシア産の海老、神奈川産もやしを購入する従業員の姿を確認している。

「麺匠 八雲」の従業員が購入したものと同じ神奈川産もやし ©️文藝春秋
カゴいっぱいに入った神奈川産のもやしを購入 ©️文藝春秋

「麺匠八雲」の元従業員が、匿名を条件に仕入れの内情を明かした。

「社長は梅澤さんですが…」

「毎朝、従業員が自転車で近くのスーパーまで買い出しに行きます。明確に買い物リストというものがあるわけではないですが、冷凍庫にあるものを写真で撮り『これと同じものを買ってこい』という感じで買いにいっていました。肉や麺などは業者が運んでくる食材を使っていますが、野菜はスーパーで買うものが多かったです。『国産』などと謳っているものをスーパーで買うことに疑問を感じている従業員も多いのですが、雇われている立場なので言われた通りに買い物をしていたのだと思います」

 指示を出しているのは誰なのか。そう尋ねると、元従業員はさらに声のトーンを下げてこう続けた。

「私が働いていた頃は、店のオペレーションを考えていたのは、Fという40代の男性でした。『麺匠 八雲』の社長は梅澤さんですが、開店から数年間、実質的に店を運営していたのはFです。Fは梅澤さんが名古屋で地下アイドルをしていた頃からの知り合いで、社長の梅澤さんのことも“マユカ”と呼び捨てでした」

梅澤とF氏 ©️文藝春秋/撮影・宮崎慎之輔

 文春オンラインが取材を進めると、梅澤とF氏の不可思議な関係性が浮かび上がってきた——。(#2につづく)

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