元バイトAKBの梅澤愛優香(24)が店主を務め、神奈川県大和市にあるラーメン店「麺匠 八雲」の周辺で騒動が続いている。セクハラ、中傷を理由に一部のラーメン評論家を“出禁”にし、その後もSNSでは梅澤への殺害予告があったことなどを発表している。ここ1カ月ほどは、梅澤本人がテレビや雑誌のインタビューで被害内容を告白するなど精力的に活動している。

「麺匠 八雲」 ©️文藝春秋/撮影・宮崎慎之輔

 梅澤は東京・葛飾区にある「麺匠 八雲」の2号店、北鎌倉にあるつけ麺がメインの「沙羅善」の計3店舗を経営しており、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。しかし「文春オンライン」が取材を進めていくと、「麺匠八雲」の食品の産地偽装、ずさんな経営などの問題点が浮かび上がってきた——。(全3回の1回目/続きを読む

連日行列ができるほど盛況の「麺匠 八雲」

 梅澤が芸能活動を始めたのは2014年のこと。AKB48とアルバイト情報サイト「バイトル」のタイアップ企画として誕生した「バイトAKB」に加入した。しかし2015年2月に雇用契約期間が満了し、活動を終了。その後は名古屋を中心に地下アイドル活動を続け、2017年9月23日に、神奈川県大和市にラーメン店「八雲」を開店した。2号店のオープンが同年10月、2020年には「中華蕎麦 沙羅善」もスタートしている。

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「麺匠 八雲」の公式サイトに掲載されていた店主紹介

 梅澤のラーメン店主としてのキャリアが始まった「麺匠 八雲」は、小田急江ノ島線高座渋谷駅から徒歩10分ほどの場所にある。高座渋谷はラーメン激戦区として知られ、ラーメン店以外にも多くの飲食店がしのぎを削っている。「麺匠 八雲」の店内は和を基調とした作りで、カウンター5席とテーブル2席に加え、4人掛けの座敷席も用意されている。

接客中の梅澤 Ⓒ文藝春秋 撮影・細田忠

「看板メニューは味噌ラーメンで、完全オリジナルの麺と産地にこだわった具材が上品にまとまっている印象です。開店から5年目ですが着々と客足が伸びており、最近の評論家出禁騒動などもむしろ知名度を上げることに貢献したようで、連日行列ができる盛況ぶりです」(ラーメン業界関係者)

 しかし「文春オンライン」の取材で、「麺匠 八雲」に食品の産地偽装を行っていることが発覚した。