セクハラ、中傷を理由に一部のラーメン評論家を“出禁”にした騒動や、殺害予告など元バイトAKBの梅澤愛優香(24)が店主を務めるラーメン店「麺匠 八雲」の周辺が騒がしい。(全3回の2回目/前編を読む

「麺匠 八雲」の店主・梅澤愛優香 Ⓒ文藝春秋/撮影・細田忠

地下アイドル時代の事務所経営者

 梅澤は今年の4月に自叙伝「ラーメン女王への道」(さくら舎)を出版した。バイトAKBを卒業後、「麺匠 八雲」「沙羅善」開店から現在までの経緯が記されている。だが、この著書には、「麺匠 八雲」の実質的な創業者で、梅澤と二人三脚で店を支えてきたFという40代の男性の存在は一切触れられていない。

梅澤と二人三脚で店を支えてきたというF氏 ©️文藝春秋/撮影・宮崎慎之輔

 F氏は、名古屋の芸能事務所「シンデレラプロモーション」の運営メンバーである。梅澤は2015年2月にバイトAKBを卒業した後、2016年10月名古屋の地下アイドルグループ「ロマンティックシェリー」で活動しており、「シンデレラプロモーション」は同グループの運営事務所だった。

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「麺匠 八雲」の経営面でも、F氏の存在感は極めて大きかった。匿名を条件に「麺匠 八雲」の元従業員が2人の関係を説明する。

©️文藝春秋/撮影・宮崎慎之輔

「社長は梅澤さんですが、ナンバー2がFです。『八雲』のオープン時からFは関わっていて、店を出す前には梅澤さんの実家まで挨拶に行ったそうです。梅澤さんの両親はラーメン店を出すことに反対していたそうですが、F氏が説得し、梅澤さんも乗り気だったことから『実家に迷惑をかけないなら』という条件で出店を認められたと話していました」