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全国の犯罪者が集う“ヤクザ牧師”のヤバすぎる半生「シャブの快感は頭皮にまで達し」「200万円で奥さんを売春宿へ」

「刑務所から出てきてソープランドに行かなかったのは今回(3回目の出所)だけ。クリスチャンになってもアメリカの(エロ系)動画サイト、最初は見ちゃったよ。それが5秒になって3秒になって、今はもう見ません」

 9月末のある日。埼玉県川口市の教会「罪人の友 主イエス・キリスト教会」では、新型コロナウイルス禍の影響で、オンライン礼拝を行う進藤龍也牧師(50)はこう語って礼拝者の笑いを誘った。

進藤牧師 ©文藝春秋

“下ネタ”が飛び出すなど、厳かなイメージの一般的な礼拝とは趣が異なる。見守っていたスタッフからは「女、と言わないで女性といいなよ」などとダメ出しも入った。

 しかし聖書の解釈を、身近な例を上げながら平易な日本語で、まるで友人に語りかけるように語るのが印象的だった。その面持ちは極めて真剣。カメラの向こう側でそんな礼拝に耳を傾けるのは、元ヤクザのほか薬物などで実刑判決を受けて出所し更生を目指す老若男女だ。

進藤牧師に救いを求めた「九州3児遺体事件」の被告

 2021年2月に、養子の大翔くん(ひろと・当時9)を暴行の末に死に至らしめ、その10日後に心中するために実子である蓮翔ちゃん(れんと・当時3)と姫奈ちゃん(ひな・当時2)を絞殺した九州3児遺体事件の田中涼二被告(43)も、かつて進藤牧師を頼った一人だった。

田中被告(「FNNプライムオンライン」5月6日配信より)

 約20年前には“太宰府の女帝”山本美幸被告=懲役22年の有罪判決、控訴中=と結婚して残虐な暴行・恐喝に手を染めていた田中被告。山本被告の父親に誘われて同じ組に入り、覚醒剤を自ら使用するなどして複数回逮捕された後、約8年前にヤクザを辞めた田中被告は福岡から逃げ、地縁のない埼玉県にあった進藤牧師の教会の門を叩いた。

 田中被告は進藤牧師らを通じて職を見つけるなど、世話になりながらも借りた金を返さずに姿を消した。そんな田中被告について進藤牧師は以前の記事でこう語っている。