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「世界の蜷川」の教え子としては吉田鋼太郎、松重豊、藤原竜也、小栗旬、吉高由里子などが有名だが、森田もその1人なのだ。

「蜷川さんは森田のことを『ひねくれて隅っこにいるような感じが、すごく良かった。1を言えば100くらい答えが返ってくる』と手放しでほめていました。灰皿を投げつけることもある激しい気性の蜷川さんにはおそるおそる接する俳優も多い中、物おじせずに物を言う森田が新鮮に思えたんでしょう」(演劇記者)

V6(「Johnny's net」より)

 その蜷川氏は、2016年5月に80歳で他界。同じ年の蜷川氏が演出を担当する予定だった舞台「ビニールの城」で、森田は宮沢りえ(47)と運命的な出会いを果たすことになる。2人は程なく恋に落ち、2018年3月に森田と宮沢は結婚。現在11歳となる宮沢の連れ子の娘と森田の関係も良好だという。

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「宮沢りえとの結婚は完全な“逆玉”ですから、森田にとっては万々歳でしょう。ジャニーズを退所するのも、宮沢の意向を尊重してのことと思われます。ただ先行きは不透明で、“V6の森田剛”から“宮沢りえの森田剛”になるだけという可能性もあります。舞台では評価されていますがテレビや映画の仕事がほぼないので、宮沢とは収入の桁が違う典型的な格差婚。2014年にタレント弁護士の大渕愛子と再婚して2男1女をもうけたものの、家事中心の生活で俳優引退と報じられた金山一彦(53)の二の舞いになりかねません」(前出・スポーツ紙芸能デスク)

 V6の中で、森田以上にジャニーズ退所の可能性が噂されていたのが岡田准一だ。岡田は俳優として超売れっ子で、ジャニーズの枠を超えて高い評価を受けている。

(「Johnny's net」より)

 2002年に「木更津キャッツアイ」(TBS系)でブレイクし、その後も2005年の「タイガー&ドラゴン」(TBS系)、2007年の「SP」(フジテレビ系)もヒット。2014年には大河ドラマ「軍師官兵衛」の主演も務めている。映画も「永遠の0」「海賊と呼ばれた男」「ザ・ファブル」をヒットさせ、今秋にも新選組の土方歳三を演じる時代劇大作「燃えよ剣」の公開が控えている。アクションからコミカルな演技まで幅広い役を演じているのが印象的だ。

「稼ぎも森田とは桁違いですから、岡田はジャニーズにとっても手離せない存在。妻の宮崎あおい(35)との間に2歳の男の子も生まれて公私ともに順調です。ただ岡田の今後に懸念があるとすれば、その“出自”。V6の岡田以外の5人はジャニーズJr.出身ですが、岡田は『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ系)の公開オーディションコーナー、“ジャニーズ予備校”出身。つまり岡田はジャニー喜多川さんの作品ではなく、お笑いディレクター・テリー伊藤氏の傑作ということ。出自の違いは、岡田が売れれば売れるほどに居心地の悪さにつながる可能性があります。それを嫌って、遠くない将来にジャニーズを退所すると見る人も多いです」(テレビ誌記者)

 カミセンの中で最も地味な立ち位置の三宅健は、仕事こそ少ないが意外にもジャニーズ内での立ち位置は安泰だという。

2018年7月18日にリリースした「逆転ラバース」

「ジャニーズのグループが欠けていくのは、一昨年にジャニーさんが亡くなって滝沢秀明副社長(38)が現場のトップになった影響が大きい。後輩の風下に立ちたくない思いもあるだろうし、滝沢副社長としても先輩は扱いが難しく自然な世代交代です。ただ三宅は3歳下の滝沢副社長と仲がよくて、2018年には2人ユニット『KEN☆Tackey』(ケンタッキー)を結成してCDを出したこともあるほど。今後は滝沢副社長の良き相談相手として、ジャニーズの中でも存在感を増していくでしょう。モデルの比留川游との交際が報じられていますが結婚は当分ないでしょう」(前出・スポーツ紙芸能デスク)