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「猫見たさにやってきた若者に見えただろうなって」譲渡会にお見合い…20代作家が保護猫を引き取るまで

「オレアザラシの食う寝るにゃんこ」著者・フナカワさん インタビュー<前編>

2021/11/10

source : 文春コミック

genre : エンタメ, 読書, ライフスタイル

  Twitterを中心に活躍するイラストレーターのフナカワさん。「チャンミー」や「オレアザラシ」などのキャラクターを使った「あるある」ネタで共感を呼び、Twitterで累計120万以上の「いいね」数を獲得。LINEスタンプやグッズも展開中だ。

 フナカワさんの新刊『オレアザラシの食う寝るにゃんこ』は、フナカワさんの分身的なキャラクター「オレアザラシ」が主人公。Twitterの「あるある」ネタの他にも、フナカワさんが実際に保護猫を引き取り、一緒に生活するまでを描いたウェブ連載「あざらし、猫をかう。」も収録している。

「あざらし、猫をかう。」より ©文藝春秋

 マンガに描いたのは実際に経験したことのほんの一部分。フナカワさんに、保護猫を引き取って生活するまでの「あざらし、猫をかう。」の裏側を聞いてみた。

最初の譲渡会で申請しなかったワケ

ーーフナカワさんが「猫を飼いたい」と思ったきっかけは、保護猫サイトだそうですね。

フナカワ はい。保護猫のオーナーさんも色々なサイトに猫の写真を載せているので、「この子、別のサイトでも見たな」と思うことがよくありました。沢山の猫がいる中で、紹介文が光っている子は特に印象に残ります。きっとオーナーさんが書いているんだと思いますが…(笑)。「小柄だけどよく食べる!」とか「本当に幸せを掴みたい●●ちゃん」とか書いてあると、会ってみたくなります。

フナカワさんが最初に惹かれたのは「つくだに」という名前の保護猫だった ©文藝春秋

ーー第1話では、早速「わっか」と「つくだに」という猫に惹かれて譲渡会に行きましたよね。

フナカワ その時はコロナが深刻化する前だったので、事前予約も必要ありませんでした。会場は駅近くの集合住宅の共有スペースで、オープンな雰囲気でしたね。猫ちゃんに会って「引き取りたい」と思ったら、必要書類をその場で書いて提出して、審査に入るのだと思います。

譲渡会で「つくだに」たちに会って、いっそう猫と暮らしたくなったフナカワさん ©文藝春秋