「小室眞子さんが11月14日午前、夫の圭さんとともに米ニューヨークに向けていよいよ出国します。一人で買い物などもほとんどしたことのなかった眞子さんが、遠い異国の地でどんな新婚生活を送るのか、心配する向きも宮内庁内には多いという印象です」
宮内庁関係者はこう語る。
「拳銃の携行などもってのほかです」
秋篠宮家の長女で10月26日に小室圭さんと入籍した眞子さんは、結婚会見後、秋篠宮邸を出て東京都渋谷区のマンションで小室さんと仮住まいしていた。マンションの周囲や移動時には警視庁の警備がピッタリとつき、買い物も秋篠宮家が私的に雇用する職員が代行。ただ、こうした厚遇はニューヨークでは期待できないものとみられている。警察関係者が話す。
「上皇・上皇后両陛下の長女で天皇陛下の妹に当たる黒田清子さんには、現在も必要に応じて警視庁の警備がついていますが、それはあくまでも国内でのことです。米国では日本の警察に何の権限もありません。拳銃の携行などもってのほかです。
世界第3位の経済大国である日本の元プリンセスだと知れば、強盗や誘拐犯に狙われる危険性も十分に考えられます。新型コロナウイルスの感染が再拡大している米国ではアジア人差別も続いているとされ、暴漢に襲われる恐れもあるので、やはり警備は必要なはずです。
しかし、日本の警察には手も足も出せません。結局、警備はニューヨーク市警など米国側の警察当局に任せるほかはないというのが現実です。松野博一官房長官は10月18日の記者会見で眞子さんの結婚について『末永いご多幸をお祈り申し上げたい』と述べていますし、すでに外交ルートを通じて米国側に話は通っているはずです」
「今回警察庁が動くことはありません」
小室さんは7月に受けたニューヨーク州の司法試験に不合格となったことで、来年2月に再受験しなければならない。しかも現地で就職が決まった法律事務所では、弁護士ならば年収2000万円以上も期待できたが、現在の「弁護士の助手」という立場の場合、年収は600万円程度と言われており、現状では自腹で民間のボディーガードを雇うことは困難だろう。
「天皇陛下が学習院大学を卒業されてから英オックスフォード大学マートンコレッジに留学された際には、ロンドン警視庁の私服警察官が隣室に寝泊まりして警護していたうえに、警察庁から在英日本大使館にキャリア警察官僚が1等書記官として派遣され、警護兼相談相手を務めました。
これは天皇陛下が現役の皇族であり、将来の天皇だったからこその措置です。皇籍を離脱した眞子さんとは立場が全く違います。ですので、今回警察庁が動くことはありません。ただ、在ニューヨーク日本国総領事館では、すでに眞子さんの担当者が指名されているという噂も耳にします。そもそも総領事館の主な仕事の一つは在留邦人の保護ですので、警護はできないまでも日本の元プリンセスの保護も仕事であることには変わりはないわけです」(同前)