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《ついに小室眞子さんNYへ出発》「今回警察庁が動くことはありません」警察関係者が語る米国警備の限界 黒田清子さんは現在でも…

2021/11/14

家族葬に圭さんが秋篠宮ご一家と一緒に参加した違和感

 秋篠宮妃紀子さまの父で眞子さんの祖父・川嶋辰彦さんが11月4日、81歳で亡くなった。秋篠宮さまは7日間、喪に服され、次女の佳子さまと長男の悠仁さまは30日間の、紀子さまは90日間の服喪期間に入られている。皇族の服喪の規定について、皇室担当記者が説明する。

「天皇・皇族の服喪期間は、大日本帝国憲法と旧皇室典範のもとで規定されていた皇室服喪令の条文に基づいて決められていました。戦後もこれに準拠するかたちで服喪は行われてきましたが、この皇室服喪令では『皇族は同族または華族でない親族のためには、喪に服さない』とあり、その条文に準拠すれば、民間人の川嶋辰彦さんのためには秋篠宮ご夫妻や佳子さま、悠仁さまは喪に服されないことになってしまいます。

秋篠宮家御一家写真 宮内庁提供

 なぜこんな条文になっていたのかというと、戦前は皇室の妃は皇族か華族から選ぶのが慣例だったことが原因です。民間人から妃を選ぶことが想定されていなかった以上、妃の両親や祖父母が民間人であることは想定外なので、民間人のためには喪に服さないというわけです。

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 この慣例を打ち破られたのが、民間出身の美智子上皇后陛下の存在だったわけです。上皇后陛下の父・正田英三郎さんが1999年6月に亡くなった際、上皇后さまが90日間、天皇陛下と秋篠宮さま、降嫁前の黒田清子さんが30日間、喪に服されることになりました。こうしたことが先例となって、皇后陛下も母方の祖父・江頭豊さんが2006年9月に亡くなった際には30日間、喪に服されています。紀子さまのケースはこの延長線上にあるというわけです」

 11月6日、東京都内にある川嶋辰彦さん宅で親族のみの家族葬が行なわれた。この家族葬には秋篠宮ご一家のほか、眞子さんと圭さんも参列した。

会見でペーパーを読み上げる小室圭さん ©JMPA

「この家族葬はあくまでも川嶋家の家族葬ということですから、川嶋辰彦さんの孫の夫として圭さんが参加するのは当然のことでしょう。ただ、秋篠宮さまは2018年と2020年の誕生日会見で『いわゆる婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません』『結婚と婚約は違います』と重ねて述べられています。納采の儀は一般で言う結納に当たる儀式です。

「納采の儀は行えない」への通告もされたが…(朝日新聞2018年8月8日付)

 つまり秋篠宮さまは憲法で認められた婚姻の自由は認めるが、両家共同で行う結納はできないとはっきり意志表示されたわけで、秋篠宮家は小室家と一線を画すと表明されていたのに、家族葬に圭さんが秋篠宮ご一家と一緒に参加していたのにはさすがに違和感を覚えました。圭さんは遠慮すべきだったと感じた人も、少なくはないのではないでしょうか」(同前)

 紆余曲折の末、ついに眞子さんを嫁として送り出した秋篠宮さまは、今月30日、56歳の誕生日を迎えられる。誕生日会見では何を語られるのだろうか。

秋篠宮は2018年の会見で、「多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、私たちはいわゆる婚約にあたる納采の儀というのを行うことはできません」と発言 ©JMPA
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