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“平井卓也推し”を隠さない四国新聞…「身内びいき」せざるを得ない記者の“本音”とは?

2021/11/23

 ずっと心配してました。選挙が終わってから急に元気がなくなったからです。どうしたんだ、四国新聞さん。香川県の外から心配していました。

 おさらいしておくと四国新聞は平井卓也氏(初代デジタル大臣)の弟が社長で、母が社主を務める。メディアの経営一族から政治家も出している。

平井卓也 ©文藝春秋

「平井推し」を隠さない姿勢

 ふつうそうなると自意識が邪魔をして政治ネタはむしろ公平になると思うのだが、四国新聞は平井推しを隠さないのである。そして平井氏に都合が悪い報道が出たときは報じない(!)こともある。

 香川1区で平井氏のライバル・小川淳也氏に対しては厳しく、あの手この手でネガティブな表現で報じている(しかも本人には取材をしない)。

 そんな四国新聞だが、先の衆院選の小選挙区で平井氏が小川氏に敗れると急に大人しくなった。屈辱だったのだろうか。

 政治ネタは共同通信の原稿を載せるだけの日が続いた。以前は共同原稿に自分たちの「見解」を付け足してまで張り切っていたので、その差は歴然だ。

 久しぶりに「平井卓也」という文字を見つけたと思ったら「県関係国会議員週間予定」だった(11月8日)。

四国新聞「県関係国会議員週間予定」(11月8日)

 でもたとえ傷心状態だったとしても選挙のあとに冷静な分析を載せるのが地元紙の役割のはずだ。地元読者のニーズがあるはずだ。

 そんな心配をしながら見守っているとお待たせしました、遂に目覚めた。それは11月17日(水)。実に選挙から約2週間。