ライトノベルやコミックで人気のジャンル“悪役令嬢”もの。
異世界転生した主人公が悪役ルート脱出を目指すストーリーをはじめとして、世の中には多くの悪役令嬢が生み出されている。
SNSなどでも「これだけ悪役令嬢がいれば、悪役令嬢バトルロワイヤルできるのでは?」と言われるほどの人気ジャンルだが、その“バトルロワイヤル”を実現したマンガが文春オンラインで連載中の「悪役令嬢バトルロワイヤル」だ。
毎話ごとに、個性豊かな悪役令嬢が次々登場することから“悪役令嬢が多すぎる”と話題になっている。
乙女ゲーマーの夢! “推し”のいるゲームの世界へ
乙女ゲーム好きの女子大生・片桐梓は、雷が鳴ったため仕方なくゲームを中断する。しかし、電源を落とそうとしたところで急に電流が流れ、気を失ってしまう……。
梓が目を覚ますと、そこはなぜか屋外。不審に思いながら歩くと、どこか見覚えのある制服を着た女子生徒に出会う。梓は自分も同じ制服を着ていることに気がつく。
学園の校内放送で「ウィリアムズ学園」という名前を聞き、ゲームの世界に入ったことを知る梓。
ゲームの世界に入るのは、乙女ゲーマーの夢……梓はすぐに“推し”のリオに会えるのでは?と思いつき、彼のいるクラスに向かうことに。
転生したのは“推し”に認知されない“モブ”悪役令嬢
意気揚々とリオに話しかける梓だが、彼は梓のことを知らない様子。
梓は自分がてっきりヒロインに転生しているものと思っていたのだが、ガラスに映る自分の姿を見て驚愕。
そこに映っていたのは、まったく知らない生徒の姿。
いわゆるゲームの“モブ”に転生してしまったのだ。攻略本を開いてみたところ、しかもヒロインのことをいじめる“悪役令嬢”であることが判明!
ゲーム内のイベントでは、ヒロインをいじめて“推し”のリオに嫌われてしまう。
梓は、悪役令嬢のままではリオに近づくこともできない……と、悪役ルートの脱出を目指すことに。