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東京に接近する台風の数はこの20年で1.5倍に!
地球温暖化に伴う気候変動では、台風への影響も気になるところです。最近の研究で、東京に接近する台風の数が増えていることがわかってきました。
台風の発生数や日本への接近数・上陸数に長期的な変化の傾向は見られないのですが、過去40年のデータを使って調べた研究では、東京など太平洋側の地域に接近する台風の数が増えており、東京では前半20年と後半20年で約1.5倍になったとされています。また、強い台風の接近頻度が増えており、台風の移動速度が遅くなっていることも明らかになりました。これらは気圧配置の変化や海面水温の上昇などが要因と考えられています。
一方、地球温暖化で台風がどうなるか調べた研究では、日本付近を通る台風の移動速度が今世紀末にはさらに約10%遅くなり、台風の影響が長時間続く可能性が増えることに加え、日本の南海上で猛烈な台風の割合が増えるという結果が出ています。台風への備えも強化する必要がありますね。
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