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――桐谷美玲さんや浜崎あゆみさんって全然印象が違いますけど、ちゃんと似ているのがすごいですよね。

ざわちん 眉毛と髪型がとても重要です。眉毛の形や太さってすごく大事なんですよ。かなり印象を変えるので。

「板野友美らしき人物がマスクをかけた姿で現れた」と騒然

――テレビに出演し始めたきっかけは、なんだったんでしょうか?

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ざわちん 板野友美さんのものまねメイクですね。でも、最初から板野さんのメイクを目指していたわけではなくて。当時、涙袋メイクが流行っていて、涙袋を生かしたメイクを香里奈さんがやっていたんです。私は人より涙袋が大きくて、それが少しコンプレックスだったんですけど、香里奈さんのメイクをしたら涙袋が自然な感じになってくれて。

板野友美さん風ものまねメイク

 そのメイクをして家族とショッピングしていたら、「板野友美らしき人物がマスクをかけた姿で現れた」とショッピングモール内は騒然となり、多くの目撃情報が写真付きでSNS上にアップされました。

 板野さんは、北海道で行なわれるAKB48の握手会に参加する予定だったみたいなんですが、当日になって体調不良を理由に急きょ参加をキャンセルしていたので、サボリ疑惑が持ち上がったようなんです。実際は、私だったんですけど、マスクをしていたのでみんな勘違いしてしまって。「板野さんですよね?」とファンから声をかけられました。新聞にも載ったんですよ(笑)。板野さんにご迷惑をおかけしてしまったんですが、それがきっかけで板野友美に似ていると話題になりました。

平愛梨さん風ものまねメイク

父が勝手に「モノマネAKB」に応募

――よほど似ていたんでしょうね。メイクもそうですが、もともと雰囲気も似ているような。

ざわちん それはよく言われます。目元が似ていると。

 ちょうどその頃、フジテレビのものまねグランプリで「モノマネAKB」を募集していたんです。それに私の父が勝手に応募して、オーディションに行くことになりました。板野さんのものまねメイクをして行ったら、その日のうちに合格だと言われて。普通は1週間くらい後に連絡がくるみたいなんですが、すごく似ているということで、その場で出場が決まりました。

 普通ものまねする人って、マスクしないじゃないですか。でも私の場合は、マスクしていないと似てないのが、逆に新鮮で面白いということで、特別にマスクありで出演させていただけることになりました。

©松本輝一/文藝春秋

――それからテレビにで始めるんですね。

ざわちん そうです。板野さんのものまねメイクの反響がすごくて。他にも見てみたいという声もあったので、それからいろんな芸能人のものまねメイクをし始めました。性別や国籍を問わず。