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「マスク依存症のようでした…」ものまねメイクのざわちんが語る、TVでマスクを外すきっかけになった大物芸能人の一言

ざわちんインタビュー#2

 ものまねマスクメイクで、一躍TVに引っ張りだこになったタレント・ざわちんさん。特に元AKB48の板野友美さんのものまねメイクは、街中で本人と勘違いする人が続出するほどだったという。

 ブレイクから7年、昨年からコロナによりマスク着用が日常化したため、ざわちんさんのマスクメイク術に、新たに注目が集まっている。そんなざわちんさんに、マスクメイクを始めたきっかけや、マスクを外すことを決めた理由、マスクメイクのポイントなどを詳しく聞いた。(全2回の2回目/前編を読む)

ざわちんさん ©松本輝一/文藝春秋

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マスクを外したことでプレッシャーがなくなった

――ある時からマスクを外されて、TVに出るようになりましたよね。マスクを外すことを決めるまでは、葛藤があったのでしょうか。

ざわちん かなり悩みました。マスクメイクで世間のハードルはすごく高くなっていて、マスクをとったらどんな顔なんだって期待されていて。「なんだよ、想像と違った」と思われるのが怖くて、一時期はずっとつけていましたね。

 心無い言葉を言われることもありました。もちろん悪意があって言ってるわけではないと思うんです。でも「あの顔で来てよ」とか「あの女優さんになって」とか。それでマスクを取るとびっくりされたり。

©松本輝一/文藝春秋

 顔に自信がないからマスクメイクを始めたのに、その顔をテレビでお見せするのは……って。でも仕事の幅を広げるためにもマスクを外した方がいいよなとは思っていて。マスクをしていると限界があるんですよね。食レポや外でのロケができなかったり。

 そんな時に、私の素顔を見ていた中居正広さんが、「ざわちんはマスク外したら普通の子だよ」ってしきりに言ってくれたんです。「みんなハードル上げすぎ」って。そのおかげもあって、外した姿も見せようと決心できました。外してみると実際にいろんな声がありました。「マスク外さない方が可愛い」とか「やっぱり微妙だ」とか。

ローラさん風ものまねメイク

 でも自分の中のプレッシャーがなくなって、すごく楽になりましたね。人からなんて言われようと、自分の心の持ちようで気持ちは変わるし、コンプレックスも武器になるんだと思いました。

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