人前でマスクを外しづらい人へのアドバイス
――マスク装着が日常化している中で、マスク依存症という言葉を聞くようにもなりました。マスクが自分の《心理的な壁》となり、安心感が得られるため、コロナ後にマスクが外せなくなる子が出てくるのではと。
ざわちん 私の場合も、たしかにマスクをすることで自分を守っていたように思います。マスク依存症のようでしたね。
学生時代にだてマスクが流行っていて、マスクをつけている期間は長い方なので、今も完全に克服できたわけではないんです。やっぱりマスク外すの怖いなと思いますし、前より自信はあるけど、落ち込むこともあって。
だからこそ、自分に似合うメイクをいまだに研究しています。顔が全てではないことは、頭ではわかっていても、コンプレックスを隠したいという気持ちはどこかにあって。私の中でそれを解決する方法がメイクでした。
今は、マスク生活を楽しもうという気持ちでいいんじゃないですかね。だてメガネがあるように、いろんな色のマスクも出ていますし、一つのオシャレとして定着してもいいんじゃないかなと思います。私がつけているマスクも付け心地がよくとても気に入っています。
自己流なんですけど、良いマスクの外し方があります(笑)。全部一気に外すのではなく最初は鼻から出していき、ゆっくりとマスクを外していくんです。そうするとマスクを外しやすくなると思います。もし人前で外しづらいなと思う方がいたらやってみてください。
――なるほど。マスクをたくさん消費してきた、ざわちんさんだからこそのテクニックですね。
ざわちん そうですね。もう人より何倍もマスクをつけてきていますので、マスク関係の悩みは結構相談に乗れると思います(笑)。マスクメイクもこんなに注目されるとは思っていなくて、昨年くらいからメイクのお仕事もくるようになって、正直びっくりしています。マスクメイクの書籍も販売させてもらいました。私のマスクにまつわるテクニックで、助けられることがあれば嬉しいですね。
マスクによる肌荒れ対策
――マスクし始めて、肌荒れするという方もいると思うんですけど、気をつけていることはありますか?
ざわちん 肌の水分をなくさないように気をつけています。マスクを外した瞬間、蒸発して水分が飛んじゃうんです。だからマスクをしている分、より一層保湿に気をつけています。あとはクレンジングですね。落ちていると思っていても完全に落ちていないことも多いんです。だから念入りにクレンジングしています。
――石原さとみさんのメイクが話題になっていましたが、ポイントなどありますか。
ざわちん 目がくりっとしているので、涙袋が縦長になるようにアイブロウペンシルで影を描くんです。涙袋には薄めのブラウン系のアイシャドウを塗ると、ぷっくりして見えます。