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父親として娘の意思を尊重したい
ただし、父親として、娘である眞子さんの意思を尊重したいという意識も、この記者会見からは見ることができる。「公」と「私」について問われた秋篠宮は、「公は私に優先されるべきもの」として、いわゆる「平成流」の「国民と苦楽を共にする」ことが象徴天皇制のあり方であると強調しつつ、眞子さんの結婚は「公と私というものにうまく当てはまるものなのか」と疑問を呈した。
そして、「もし結婚するという、これは私的なことだとは思いますけれども、これを優先させたとしても結婚することを公にしてから既に4年経っているわけですね。もし、それを優先させた、優先させているということになれば、10年経っても20年経っても結婚はできないということになるかと思います」と答えた。
“金銭トラブル”を説明してほしいという声
しかし、この結婚に関する問題で問われてきた「公」と「私」は、秋篠宮が答えたような結婚することを公表することとは異なるように思われる。いわゆる金銭トラブルと言われるものについて、それが何なのか、それをどう解決するのかを説明して欲しいという声ではなかっただろうか。つまり、それは秋篠宮が求めてきたものと同じであった。