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2021/12/26

genre : ニュース, 社会

相場は20分1万円。店の中を見るとキャミソール姿の女の子が…

「お兄ちゃん、寄っていきいな。可愛い子おるから、見ていきいな」

 一見小さな飲み屋のような2~3階建ての店が軒を連ねる。日が暮れると暗くなった住宅街の中に、ピンクや紫の妖艶な光が漏れる。店先を歩けば、中にいるおばちゃんからそんな声がかかる。「ちょんの間」と呼ばれる営業形態が特徴だ。

※写真はイメージ ©istock

「相場は20分1万円。店先で年配のおばちゃんが行き交う客に声をかけ、中を見るとキャミソール姿の女の子が座って手を振ってるんですよ。要は品定めですよね。気に入れば前払いで入店します。サービス提供の場は2階。細い階段を上がると、布団が敷いてあるだけの2畳ほどの部屋があります。女の子と部屋に入ったら流れ作業で最後までいくわけです」(常連客)

 全国的に有名な大阪市西成区の飛田新地と異なり、かんなみ新地はローカルな歓楽地だった。規模も小さく15年ほど前には下火になった。それが近年、関西圏だけでなく名古屋や東京、九州からも訪れる人気ぶりだったという。

「大阪に出張した時は必ず行っていました。飛田もいいけど、かんなみも女の子は可愛いし、ずっとお得でしたから。飛田に比べて部屋はずっと狭かったけど、正直部屋の広さなんてどうでもいいですからね」(都内の30代男性会社員)

※写真はイメージ ©istock

10年前はおばはんばっかり「これはアカン」と店が若い子を集めた

 地元の風俗業界関係者が振り返る。

「10年ちょっと前までは女の子言うてもおばはんばっかりやった。『これはアカン』と各店が一斉に若い子を集めたんや。元々30分で1万やったけど、時間も20分に短なった。人気が戻ったんはそこらへんからやないか。飛田新地やと相場は20分で1万6000円くらい。かんなみは割安感があったし、質も上がったから」