女性皇族、男性皇族という違いは全くない
悠仁親王は、06年9月6日、眞子内親王、佳子内親王に続く、秋篠宮夫妻の3番目の子どもとして生まれた。皇室に男子が生まれたのは、秋篠宮以来、じつに41年ぶりのことで、国民から大きな祝福を受けた。お茶の水女子大学附属幼稚園に入園。これは両親が、早いうちから同じ年頃の子どもたちとの交流の機会を増やそうと考え、3年間通える幼稚園を探したためだ。続いて、お茶の水女子大附属小学校、同附属中学校へと内部進学した。
秋篠宮家の基本的な教育方針は、男子も女子も分け隔てなく子供を育てるという姿勢にある。悠仁親王が生まれた直後の06年秋に行われた記者会見で、秋篠宮は、「基本的には長女、次女と同じように接するつもりでおります」と、悠仁親王への教育に対する姿勢を明らかにした。
女性皇族の役割については、「私たち(男性皇族)と同じで社会の要請を受けてそれが良いものであればその務めを果たしていく。そういうことだと思うんですね。これにつきましては、私は女性皇族、男性皇族という違いは全くないと思います」とも、言及。また、08年秋の誕生日会見で秋篠宮は、子供たちに対して、「きちんとした社会生活をできるようになってほしい」「皇族としての立場も追々自覚してもらいたい」「自分が関心のあることなどを深めていってくれれば良いと思う」との教育方針を示している。
注目の進学先は
お茶の水女子大附属高校は女子だけが学ぶ。男子は、高校進学時に、他校受験をしなければならない。こうしたことから、悠仁親王も高校受験のため、今、準備を進めている。21年9月、誕生日用文書の中で、紀子妃は「試験があるとそれに向けて計画をたてて、それぞれの教科の学習に積極的に取り組んでいました。そして、今年の夏休みも、各教科の課題を熱心に進めていました(略)進学先につきましては、長男としっかりと話し合い、本人の希望を大切にしていきたいと考えています」と、悠仁親王の近況について紹介した。
実は、ブータン訪問は、学年が進むにつれて受験勉強で忙しくなるのを見越して、中学1年生の夏に実行されたものだ。また、悠仁親王は学業面でも優秀な生徒だと、聞いている。