「公的なものと私的なものとの場合に……」
「小室圭さんと入籍した秋篠宮家の長女・小室眞子さんが『公』よりも『私』を優先してきたとする国民の声に対して、秋篠宮さまは11月25日に行われた56歳の誕生日会見で『彼女は結婚するまでの間、皇族でいる間、公的なものと私的なものとの場合には、常に公的なものを優先してきている』と眞子さんをかばわれました。秋篠宮さまがおっしゃっているのは、眞子さんが公務をないがしろにしたことはなかったということでしょう。
しかし、結婚会見で眞子さんは『圭さんのお母様の元婚約者の方への対応は、私がお願いした方向で進めていただきました』と述べ、一国民の元婚約者を敵対視するかのような姿勢でした。これは国民に寄り添い国民とともに歩んできた皇室の一員のなさりようとはかけ離れていた。『公より私を優先している』という国民の声はそうしたところから湧き上がってきたものでしょう」
「儀式が非常に軽いものだという印象を与えた」
ある皇室担当記者はこう語る。秋篠宮さまはこの会見の中で、眞子さんの結婚に伴う納采の儀や告期の儀など一連の儀式の実施を見送ったことで「皇室の行事、そういう儀式というものが非常に軽いものだという印象を与えた」と述べ、苦渋の決断だったことも明かされた。
秋篠宮さまが儀式を見送られたことについては、2018年の会見で「多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、私たちはいわゆる婚約にあたる納采の儀というのを行うことはできません」と発言された経緯もある。
「結婚会見に質疑応答がなかった点について、秋篠宮さまは『私自身は一方向のものではなくて双方向での会見という形にしてほしかった』と不満を漏らされました。米ニューヨークで新婚生活を始めた眞子さんには『元気で暮らしてくれれば』と言及し、寂しい親心ものぞかせられました。
宮さまご自身が10月に公表された文書にも『皇室への影響も少なからずありました』とありましたが、結婚延期から4年近くに及んだ一連の騒動によって秋篠宮さま、そして秋篠宮家、ひいては皇室が受けた“影響”について、眞子さんや圭さんは何を思っているのでしょうか」(同前)
佳子さまの「一個人発言」は教育の賜物?
秋篠宮家の次女・佳子さまは2019年3月にICU(国際基督教大学)を卒業するに当たって公表した文書で、「私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。ですので、姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています」と述べ、「自由」を重んじて、私の部分を優先するお考えを示された。眞子さんや佳子さまがこうした思考回路を持たれるに至った背景には、やはり秋篠宮ご夫妻の自由を最大限尊重するご教育方針があると考えるべきだろう。
そしていま関係者の関心を最も集めているのは、将来天皇になられる悠仁さまの教育問題である。宮内庁関係者が説明する。