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 一時期は、腰に届くほどのロングヘアで、黒いバレッタなどでまとめられていることが多かった雅子さま。同じ頃、学習院初等科に通われる愛子さまも御髪を長く伸ばされ、三つ編みやツインテールにされていた。時に、雅子さまと愛子さまがお揃いのようなヘアアレンジをなさっていることもあった。

2009年3月、ご静養のためJR長野駅に到着されたご一家 ©共同通信社

 だが、2011年5月頃、愛子さまは突然御髪を切り、記者たちの間でも話題に上ったという。愛子さまは前髪をおつくりになり、後ろは20センチもお切りになった。

愛子さまと紀宮さま“そっくりのボブスタイル”

 今年4月、改装工事中の新御所をご覧になるため、皇居へお出かけになった天皇ご一家。この頃の愛子さまは腰近くまであった髪をばっさり切り、肩までのボブヘアに。

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5月6日、皇居に入られる愛子さま ©JMPA

 12月5日、愛子さまは再び伸ばされた御髪をアップスタイルに美しくセットされて、黒田清子さんから借り受けたティアラをお召しになった。

 1989年に成年を迎えられた紀宮さま(現・黒田清子さん)は、1990年3月に行われた成年祝いのお茶会にあごのラインで整えたボブスタイルで臨まれ、同じ年ごろのお二人のヘアスタイルはとてもよく似ている。そして、成年行事に臨まれるにあたってのそれぞれのこだわりが感じられるのだ。

1989年12月18日、タンザニア大統領夫妻を歓迎する宮中晩餐に、美智子さまと一緒に出席された紀宮さま(当時)。美智子さまは、2005年の誕生日に際した文書回答で「陛下は清子のことをお話になる時、『うちのドンマインさんは…』などとおっしゃることもあります」と述べられた ©共同通信社
紀宮さま、引っ越し前に8分間のカルガモウォッチング(「文藝春秋」1989年8月号) ©文藝春秋

(写真、キャプションの一部は「文藝春秋」2001年6月号より)