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愛子さま20歳のティアラ借用を快諾した黒田清子さん 祝賀行事当日に選んだ“グリーンロングドレス”に隠された秘話〈何度も大切に着回している逸品〉

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 12月1日、天皇皇后の長女・愛子さまが成年を迎えられ、12月5日には主な成年祝賀行事に臨まれた。叔母の黒田清子さんも、祝賀行事に出席するため夫の慶樹さんとともに皇居を訪れている。愛子さまの成年行事と紀宮さま(現・黒田清子さん)のご結婚関係儀式について、写真とともに振り返る。

12月5日、ご成年の行事に臨まれた愛子さま ©JMPA

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黒田清子さんからティアラを借用された経緯

 愛子さまは美しいローブ・デコルテ姿を披露されたが、コロナ禍による国民生活などへの影響を考慮され、ティアラを新たに作ることを今回は見送られた。天皇の娘として、成年を迎えた経験を持つ黒田清子さんに相談したところ、清子さんは快諾したという。愛子さまはティアラを借りて行事に臨まれることになった。

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2005年11月12日、「朝見の儀」で天皇皇后両陛下(当時)にあいさつされ、着席される紀宮さま(当時、代表撮影) ©時事通信社
1976年3月、学習院幼稚園お別れ遠足(卒業遠足)で訪れた「こどもの国」で、手をつないで歩かれる美智子さまと紀宮さま(当時)  ©共同通信社

 紀宮さまが成年を迎えられた1989年は、昭和天皇の喪中であったため、誕生日当日に特別なお祝いの行事はなく、普段通り学習院大学で授業を受け、勲一等宝冠章(現在の宝冠大綬章)を受けられたあと、吹上御所で皇太后さま(当時)にあいさつされた。