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島耕作が新型コロナに感染、『こち亀』日暮が復活…2021年の“マンガ界”では何が起きていた?

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NEWS5:オリンピックイヤーで『こち亀』日暮が復活!

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』は2016年に「週刊少年ジャンプ」での連載を終了したあとも不定期で新作が発表されてきた。同作にはオリンピック開催年にのみ登場する日暮熟睡男(ひぐらしねるお)という名物キャラがいるが、連載終了後に迎える初めてのオリンピック、しかも東京開催ということで、ファンの注目が集まっていた。本来ならオリンピックが開催されるはずだった2020年には同誌33・34号合併号に5ページの特別読み切りで登場し、2021年の33・34号合併号では全26ページの新作が掲載され、本格復活となった。

 作中では、超能力を持つ日暮が、なんと57年前の東京にタイムスリップしてしまう。そしてタイムマシンで日暮を追った両津は、オリンピック開催に沸く1964年の東京を訪れることに。なお、このエピソードは、5年ぶりに刊行された最新201巻に収録されている。連載は終了しても『こち亀』の伝説はまだまだ続きそうだ。

こちら葛飾区亀有公園前派出所』秋本治 集英社

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 その他、2021年は『金田一少年の事件簿』『北斗の拳』『はじめの一歩』などの人気作からも、マンガ界を揺るがす(?)ニュースが続々と飛び込んできた。マンガ好き必見の「エンタ!が独断で選ぶマンガ界10大ニュース」全文は、現在発売中の『週刊文春エンタ!』に掲載されている。

島耕作が新型コロナに感染、『こち亀』日暮が復活…2021年の“マンガ界”では何が起きていた?

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