12月31日の「第72回NHK紅白歌合戦」が迫っている。

 日本を代表する歌手・アーティスト達が今年も顔を揃えたが、ちょっとした異変も起こっている。その1つが、毎年話題となる“ジャニーズ枠”の変化だ。解散によって「嵐の神通力」が効かなくなった今年、ジャニーズグループの出場枠は「5」に減少した。レコード会社のNHK担当が明かす。

嵐の5人 ©️文藝春秋

2021年はジャニーズグループ出場枠が2枠も減少

「ここ数年、紅白歌合戦にはジャニーズ事務所からは常時5組以上の歌手が出場していました。特に2015年にはSMAPや嵐などの実に7組が出場し、白組アーティスト全26組中の4分の1以上を占めていたほどでした」

ADVERTISEMENT

ジャニーズ事務所 ©️AFLO

 ファン人気の高いジャニーズのアイドルグループは、視聴率だけではなくSNSでの盛り上がりも見込めるため重宝されてきた。

「2019年と2020年は6組。特に2020年は、メンバーの新型コロナウイルス感染のため出場辞退したSnow Manを含むと7組が出場予定だったため、実質的なジャニーズ枠は『7』でした。ところが今年は『5』。90年代以降、ジャニーズが1年で一気に2つ枠を減らしたことはありません。出場歌手発表の際に『あれ? 今年はジャニーズちょっと少ないな』と感じた担当者は多いと思いますよ」(前出・レコード会社NHK担当)