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「5枠」故の苦しい“台所事情”とは…?

 ジャニーズから今年紅白歌合戦に出場するのは関ジャニ∞、KAT-TUN、King&Prince、Snow Man、SixTONESの5組。KAT-TUNは初出場となり、昨年辞退したSnow Manも初出場扱いという。一方で昨年まで出場していたHey! Say! JUMPとKis-My-Ft2の2組は出場を逃した。民放音楽番組プロデューサーは「『5枠』故の苦しい“台所事情”が見え隠れしますね」と話す。

King & Prince(Johnny’s netより)
Snow Man。左から岩本、佐久間、宮舘、向井、渡辺、ラウール、深澤、目黒、阿部 (Johnny's netより)
SixTONES(Johnny’s netより)

「元々ジャニーズには節目の『周年』を大切にする文化があるため、デビュー15周年のKAT-TUNの初出場自体は納得できるものでした。問題はHey! Say! JUMPとキスマイの処遇です。2組とも人気はありますが嵐ほど絶対的な存在ではないし、売り出し中のKing & Prince、Snow Man、SixTONESの3組に比べると新鮮味も少ない。先輩であるKAT-TUNとの入れ代わりなら仕方無いだろう、ということで落選が決まってしまったそうです」

Hey! Say! JUMP(Johnny’s netより)
Kis-My-Ft2(Johnny’s netより)

 枠が減れば当然、ジャニーズ事務所内での競争も激化する。

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 では、何故今年の“ジャニーズ枠”は「5」だったのか。

嵐がいない紅白歌合戦

「最も大きいのはやはり嵐の存在でしょう。過去12回の出場で、メンバー単独を含めると白組司会を9回も務めてきた。活動休止となる昨年末の紅白歌合戦ではスペシャルメドレーで『カイト』等3曲を歌唱して視聴率に大きく貢献しました。バーターで他グループをねじ込めた部分もあったでしょうし、嵐がいない紅白歌合戦では、ジャニーズの影響力が落ちて枠が減るのも必然です。ジャニーズの関係者も『こればっかりは仕方無い』と受け入れているそうです」(同前)

嵐の5人(Johnny’s netより)

「嵐の神通力」が今年も持続する可能性もあったという。

「勿論グループとして出場はできませんが、司会としてなら登場する可能性はあった。『NHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター』を務めた櫻井翔と相葉雅紀が司会を務める案も浮上していましたが、実現には至りませんでした」(前出・レコード会社NHK担当)